債権放棄が当たり前に・・・

 

劇薬なのか、特効薬なのか、その違いは表現により大きなものとなります。

劇薬は、適量であれば、治療としての効果は期待できるが、副作用の可能性があり、過量を摂取すると致死に至ることもあります。

このコロナウイルス感染の対策として求められているのは、劇薬ではなく特効薬であり、優れた効き目のある薬や、優れた効果の期待できる対策という意味になります。

残念ながら、コロナウイルス感染対策の特効薬は未だ見つかっておりませんが、事業再生や経営危機打開の特効薬は、既に存在するといえるのです。

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激変の環境・・・

既存の環境に、安穏と過ごそうとしていた我々は、コロナウイルスに、厳しい現実の最前線に引き戻されたのでしょうか。

谷底での厳しい経営をたっぷりと経験し、人生経験も十分に積み重ね、残りのビジネスを処理できる程度のスキルは身に着けていたつもりでした。

ところが、このコロナウイルスの影響は、当たり前の常識が通用するような、生易しい環境の変化ではなかったのです。

環境が激変しすぎて、新たな知識やスキルがなければ、生きていくことさえ困難な状況になってしまい、今、我々を、新入社員を扱うかのように翻弄しているのかもしれません。

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減免と猶予は違う・・・

 

ようやく、ご相談者に笑顔が戻ってきました。

緊急事態宣言が解除され、休業要請も無くなり、業務を再開することもできて、少しは将来を見通せるようになったからでしょうか。

コロナ対策の融資を受け、手元資金は潤沢ですし、税金も社会保険も1年間の納税猶予をしてもらいましたから、資金繰りも問題ありません。

しばらくは、平常に戻って、のんびりとさせていただきます・・・・えっ?

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コロナでの融資交渉・・・

 

十分に事業の維持が可能で、融資も問題ないだろうと思っていた事業者なのに、何故か融資を断られてしまいました。

逆に、リスケジュール中で、いつ経営破綻しても不思議ではない事業者が、融資を受けられたのです。

このコロナウイルス環境下においては、融資の可否が、事業者の生死を分けるかもしれないのに、この違いは何なのでしょうか・・・。

色々と調べてみると、その理由が見えてきたのです。

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コロナでの債権回収・・・

 

サービサーの対応が、急激に変化しました。

あれほど、頻繁に連絡をしてきて、無茶な要求を繰り返していたサービサーが、あまり連絡をしてこなくなりました。

たまに連絡があっても、妙に大人しく、そして優しくなったのです。

コロナウイルスは、債権回収の場面さえも、劇的に変えてしまったのかもしれません。

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コロナ危機での経営改善・・・

 

ある経営改善計画書を拝見して、愕然としました。

その表題は『再生計画』ですが、中身は『債権回収計画』にしか、私には見えないのです。

このコロナウイルスの影響下で作成されましたから、経営改善への取組みに無理があるのは判りますが、内容があまりにも偏っています。

債権回収に関しては具体的に記述されていますが、改善については、ほとんど触れられていないのです。

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