既存の環境に、安穏と過ごそうとしていた我々は、コロナウイルスに、厳しい現実の最前線に引き戻されたのでしょうか。
谷底での厳しい経営をたっぷりと経験し、人生経験も十分に積み重ね、残りのビジネスを処理できる程度のスキルは身に着けていたつもりでした。
ところが、このコロナウイルスの影響は、当たり前の常識が通用するような、生易しい環境の変化ではなかったのです。
環境が激変しすぎて、新たな知識やスキルがなければ、生きていくことさえ困難な状況になってしまい、今、我々を、新入社員を扱うかのように翻弄しているのかもしれません。
女性は、ズームの使い方について、熱心にご説明くださいます。
私と同じくらいのご年齢だと思うのですが、経営面でのコンサルタティングもされており、コロナウイルス騒動が始まる前からZOOMを活用して打ち合わせをされていたとのこと。
この年齢で、そんな最新のツールを存分に扱えるなんて、なんて前向きな人生で凄いなと感心していると、私にも活用するようにと提案してくださったのです。
ご相談者との落ち合わせなら、直接にお会いするよりもズームの方が、時間的にも費用的にも絶対に効率的だからと勧めてくださいます。
早速、その女性がブレーンをされている中国地方の中核都市にある事業者と、遠方だからという理由でZOOMを活用して打ち合わせをすることになりました。
当然、仕事上において仕方なく取り組んだのであり、自ら積極的に取り組んだわけではありません。
正直、この歳になって、新しい技術を覚えるのは面倒でしかなく、できることならば、遠方まで出張しての打ち合わせの方が有難かったのですが、実際に使ってみると、想像していたよりも遥かに便利で簡単なのです。
初めてのZOOMは、丁度、ダイヤモンドプリンセスでコロナウイルスが話題になり始めた頃の話になりますが、いつのまにか、この便利なツール多用するようになっていました。
弊社のご相談者は、遠方の方が多いので、ZOOMを活用してご面談することにより、時間も費用も大きく無駄が省けます。
また、このコロナウイルスの影響で、三密を避けたオンラインのご面談を希望されるご相談者も多くなり、当たり前の様に日常の手段として活用するようになりました。
ZOOMを導入する、絶好のタイミングだったのだろうと思います。
今では、ZOOMを活用したご面談が当たり前の様になりましたが、もしもあの時、私にZOOMの活用を勧めてくださった女性がおられなかったら、今でも、興味を持たなかったように思います。
同時に、現状に胡坐をかき、時代の変化に対応しようという気持ちを思い出すこともなかったでしょうし、新しいツールや知識を身に着けようなどと考えなかったかもしれません。
この、コロナウイルスの環境は、対策としての日々の変化が、次の場面では日常になっていますから、この様な考え方は致命傷になってしまいます。
我々も、常識という言葉を箪笥にしまい、好奇心とチャレンジ精神旺盛だった若き頃を思い出し、新しいものに取り組まなければなりません。
過去の大きな不況において、経営者は、じっと我慢をするというのが当たり前だったと思います。
不況という嵐が過ぎ去るまで、無駄なことは何もせずに行動を抑制し、元の状況に戻るのを待つというのが、最も損をしない方法だったのです。
しかし、このコロナウイルスの環境は、今まで不況とは全く違い、状況は進化を続け、いずれは元の状況に戻るということが考えが通用しません。
したがって、生き残るために、我々が変化していくしかないのです。
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