経済的ストレスで老ける・・・
経営者として、四苦八苦し出した頃から、老けて見られるようになりました。
貫禄があるから・・・などと取り繕っていただきますが、実際に老けて見えていたのです。
会社の経営状況が厳しくなり、日々、資金繰りと格闘する頃には、更に老けて見られるようになっていました。
苦労が絶えないから・・・などと自分で納得をしていましたが、科学的に正しい理屈だったようです。
経営者として、四苦八苦し出した頃から、老けて見られるようになりました。
貫禄があるから・・・などと取り繕っていただきますが、実際に老けて見えていたのです。
会社の経営状況が厳しくなり、日々、資金繰りと格闘する頃には、更に老けて見られるようになっていました。
苦労が絶えないから・・・などと自分で納得をしていましたが、科学的に正しい理屈だったようです。
家庭菜園に向かう朝、凍らせたスポーツドリンクを持って出たのですが、日が暮れるころになっても、氷が残っています。
少し前までは、昼過ぎには全て溶けて、飲むと温くなっていたものです。
季節が、いつのまにか移ろったようなのですが、この季節の変化に合わせて、変えなければならないことは少なくありません。
環境が変われば、それに合わせて変化することは当たり前のことで、意識してでも変化をしないと、適合できずに取り残されてしまうかもしれないのです。
経営危機に陥って、これからの取組みをどうするのかは、どんな立派な経営者であろうとも悩むところです。
経営改善をして、再生に取り組むのか・・・。
事業の継続を諦め、整理をするのか・・・。
両極の選択肢の範囲において、究極の判断を迫られることになるでしょう。
大きな費用や労務の負担を背負って経営改善計画を作っても、多くの場合、まともな結果を出せないまま終わってしまうのは、適当な根拠で計画が作成されているからだと思います。
経営危機に陥った現実について、その問題や原因を正しく把握しないまま、対象事業者の環境や特性も考慮せずに、凡庸性の高い計画になっていることが大半だと思います。
本来、経営改善に取り組むのであれば、何を改善しなければならないのか、そして、どの様に改善するのかについて、根拠を明確にした具体性のある内容にしなければならないのです。
経営の問題や原因を中心に、正しい経営状況を具体的に把握することから始めることが、経営改善の結果出すためには不可欠ではないでしょうか。
資金繰りを確保するために、魔法の様な手段として代位弁済を活用しようされる方は少なくありません。
初めてご面談した経営者は、代位弁済について、誇らしげにご説明くださいました。
『信用保証協会の代位弁済によって、月々の支払額は大きく削減できて、資金繰りは随分と楽になる・・・』と、そして、『資金繰りの苦労から解放されたから、会社の再生も実現可能だ・・・』と言われるのです。
正論の様に聞こえるのですが、果たして、代位弁済の捉え方として正しいのでしょうか。
本ブログの、最近の2回に亘って、任意整理への取組みについておはなしをしてきました。
会社のためにご尽力いただいた従業員や仕入先等の、社会的弱者と呼ばれる関係者の将来を考えれば、任意整理はベストな選択肢になると思います。
それだけではなく、経営者自身の人生においても、生活の安定や将来の可能性について、任意整理は担保してくれる可能性があるのです。
倒産というプレッシャーに押し潰されそうになる経営者にとって、明日に希望をつなぐことのできる最後のチャンスが任意整理の選択なのかもしれません。
倒産の手続きで信頼を喪失せずに、事業を維持することもむ可能であり、さらに生活も安定的に確保できるかもしれないという可能性を秘めた手続きが任意整理なのです。
経営者が、自ら明日を創り出すために、任意整理を選択して前向きに取り組むことは大きな意味があります。
良い結果を得るため、任意整理の基本的な流れについてご紹介をしたいと思います。
事業を整理するという決断は、簡単に出来るものではありません。
既に資金繰りが破綻状況だったり、大幅な債務超過状況であったり、常態的に赤字体質だったりすると、事業を整理するという根拠がありますから、選択すべき方向は理解はできます。
事業を継続する意味を喪失している場合は、経営者として、事業の整理の判断はし易くなり、選択についても考えることになるのでしょう。
一般的には、整理といえば破産ということになりますが、整理を現状の処理として捉えるだけではなく、今後の新たな展開の礎として考えてみると、選択肢は変化します。
環境に合わせた最善の選択肢として、任意整理が浮かび上がってくるのです。