銀行を使って、銀行と戦う・・・

 

会社の資金繰りが悪化して、金融機関からの借入金の返済が厳しくなったとします。

このまま返済が出来なくなれば、会社は当然のこと、連帯保証人である経営者も大変な窮地に追い込まれるでしょう。

こんな時、今後の対応のために、ちょっと考えてみてはいかがでしょうか。

貴方の人生を確保するために、金融機関を全て敵にするのではなく、味方の金融機関を作ることに意味がないかということを・・・。

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こんな状況でも、貯金していた・・・

 

こんな状況でも、この夫人は貯金をされていたのかと驚くしかありません。

それは、万策尽きて、倒産を選択しようとしている時にです。

質素な様相の社長夫人は、これからの必要資金として、何十万円単位で確保されていた複数のタンス預金を使ってくれと言われるのです。

社長である旦那の会社は、何年も資金繰りが厳しく、夫人の預金も含めて私財は全て運転資金に消えていたはずなのです。

生活費が10万円を切る月が数年は続き、最低限の食べ物や衣類もなかなか買えない生活の中で、これだけの蓄財をされたというのでしょうか・・・。

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爆買いの現実・・・

 

派手な格好をした若い女性が倒れている・・・

怪我でもしているのかと思ったが、通勤途上のサラリーマン達は、慣れた様に、我関せずの風体で、その横を通り過ぎていく。

同じ様な格好をした同年代の若者が数人、倒れた女性を介抱しながら、『どこで、こんなに飲ましたんや?』・・・

どうやら、朝まで飲んで、歩道の真ん中で飲みつぶれているようなのです。

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何故、破産を勧めたか・・・②

破産という言葉を聞いて、明るい響きなど感じることはないでしょう。

世の中では、当然の如く、破産は凄まじく悲惨な結果として捉えられています。

しかし、観点を変えれば、破産は、苦しみ抜いた厳しい経営から解放されるオアシスだともいえるのです。

置かれている立場により、地獄にも天国にも感じるのが破産なのかもしれません。

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何故、破産を勧めたか・・・①

 

初めて、ご相談者に破産を勧めました。

コンサルタントとして、経営危機に陥った中小零細企業の経営者のご相談に対応してから14年になりますが、今まで、私の方から破産をお勧めしたことはありませんでした。

破産以外に、検討すべき選択肢は多々あり、もっと効率的な結果を求めることが出来たからです。

しかし、今回は、ご相談者の事を考えれば、破産という選択しか残らなかったのです。

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用心されないために・・・

金融に関する専門用語は、普段は耳にする事もない言葉が少なくありません。

特に、資金繰り対策や債権債務処理などの経営危機に絡む場面で使う言葉は、聞いても意味さえ判らない様な難しい言葉が沢山あります。

経営危機の打開に取組む様になると、最初の頃は、そんな難しい言葉を使われても判らずに戸惑っていても、いずれは、自然と口にする言葉なってくるでしょう。

専門用語を当たり前の様に使うようになるのですが、実は、これは大問題になる可能性があるのです。

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役に立たない、再生への取組み法・・・

 

公的な資金を使ってまで、こんな無駄ことをしてどうするのでしょうか。

一見、中小企業の経営者が、資金的負担を軽減して、経営改善に取り組み再生を目指すための制度にも思えます。

しかし、そんな取組みをすることによって、一時的には資金繰り負担から解放されるかもしれませんが、それは短期的なことに過ぎません。

その後は、机上の空論である経営改善により、今よりも更に状況を悪化させ、方向性さえも見失う結果になることがほとんどなのです。

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バブルとアベノミクス・・・

 

年間の倒産件数が、なんと1万件を割ったそうです。

昨年に続いて、2年連続の大台割れで、25年振りの快挙だということになります。

25年前と言えば、平成2年。

そう、終焉に差し掛かろうとするバブル絶頂期以来ということで、今は、当時と同じ様な景気だということなのでしょう・・・。

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