親父は、同居する息子と、できるだけ夕食を共にするようにしています。
その時、息子は、仕事の愚痴をのたまい、弱音を吐くことが多いからです・・・。
二代目として、事業を承継しつつある息子の話を聞きながら、経営者の先輩として親父は、アドバイスを心掛けながらも言いたいことは我慢せずに本音も吐露します。
創業が、いかに大変だったか・・・と。
出来上がった事業を引き継ぐなど、そんな難しいことじゃないとも・・・。
しかし、事業を引き継ぐ息子にすれば、色々と言いたいこともあるのです。
回りは、人生の先輩ばかりで、人間関係の構築は難しい・・・。
何よりも、経営者として完成された父親と、今の自分が比較されることが辛い・・・。
家業として、父親が息子に継がせたいと思うのは、現代においても不自然ではないでしょう。
息子も、事業承継を納得したうえで、父親の期待に応えようと頑張っているのですが、健全な会社でも事業の承継は簡単なことではありません。
これが、もしも、経営が厳しい状況での事業承継であればどうなるのでしょうか。
健全時に比べ、経営は遥かに難しくなっているでしょうし、事業の承継は色んな意味で困難になるのは間違いありません。
さらに、既に債務超過などの危機的状況となっている場合などは、事業承継をどの様に捉えればいいのでしょうか。
ある意味、現経営者である親父が処理すべきことを、解決できないままに後継者の息子に押し付けることになってしまいます。
場合によれば、経営がより悪化して破綻に直面し、後継者である息子の人生に大きな負担を押し付けることにもなりかねないのです。
この様な状況であれば、事業の承継自体を見直す必要があるのではないでしょうか。
経営環境が大きく変化する中で、中小事業者の経営は確実に難しくなりました。
事業の承継は、『苦労』や『負担』の承継になりかねませんから、冷静に確認したうえでの判断が求められるでしょう。
状況によれば、息子に承継をさせるのではなく、債権放棄を前提とした事業譲渡により、第三者への事業承継を選択肢にするべきかもしれません。
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