僅かな決断の遅れが・・・


 

中小企業の経営者には、様々な決断が求められます。

その中には、生死を分ける様な決断もあり、判断を誤ると大変なことになってしまうでしょう。

そのタイミングも重要で、僅かな決断の遅れが、最悪の結果につながってしまうかもしれないのです。

中小企業経営者は、心が和らぐ時さえもない厳しい日常を、当たり前の様に過ごさなければならないのでしょうか・・・。

 

優秀な経営者ほど、厳しい状況に追いこまれても、何とかしようと諦めずに頑張られる傾向があります。

Aさんも、創業経営者として多方面から能力を評価された経営者でした。

ところが、ある日突然、売上の70%を超える取引先から取引停止を通告されてしまったのです。

普通の経営者であれば、将来に絶望し意気消沈するような状況でしょう。

しかし、全てにポジティブなAさんは、売上の減少分を補うべく、新たな得意先の開発に取り組まれました。

事業の継続だけを目標に、取引停止をした得意先を見返してやろうと、全力で売上を確保すべく頑張られましたが、減少分を補うことは簡単ではありません。

ただ時間が過ぎていき、手元資金は日毎に減少していきますが、何とかしようと駆け回り続けました。

資金が枯渇し、何とかならないことに気付いた時には遅すぎたのでしょう。

ふと、立ち止まって状況を確認すると、全てを諦め破産するしかなくなっていたのです。

破産の選択を否定するわけではありませんが、それまでに、様々な選択肢が存在したのではないでしょうか。

そして、ちょっと冷静に考えることができれば、関係者への負担を減少し将来につながることのできる、より最善と思われる取組みがあったのだと思います。

それなのに、事業の継続だけに拘り過ぎたことで、決断のタイミングを見失しない、最悪の選択をするしかなくなったのです。

経営危機での判断は、早ければ早い程、効力を発揮するといえます。

そして最終的な決断も、早ければ早い程、より最善な結果になるといえるのです。

判断が遅れれば、選択肢は減少して状況は悪くなるし、決断が遅れれば、将来につながらない悲しい結果になっていくでしょう。

Aさんは、最終的に破産することになりましたが、決断が遅れたために、資金不足で破産さえも選択できなくなることもあるのです・・・。

 

 

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