最近は、暗いテーマや内容のブログが続いています。
それほど、中小事業者の経営環境が悪化をしているということなのです。
現実に、新規のご相談量は増加し、新聞のスクラップする記事も驚くほど増えています。
私の新規のご相談でも、倒産や破産を視野に入れる必要のあるご相談が増加しているのが現実です。
私の仕事が忙しくなるということは、それほどに経営環境も悪化しているということになるのでしょう。
実際、世の中は、中小事業者の倒産が増え続けています。
初めてお電話をいただいたご相談者は、『破産するしかないですね・・・』と、力ない声で問いかけられます。
しかし、破産するしか選択肢が残っていない状況は、極めて稀だといえます。
破産した方が楽になる・・・そんな場合などもありますが、どんなに難しく厳しい状況でも、破産以外の有効な選択肢は存在するのです。
ただ、お客様が、そのような知識をご存じないから、無条件に破産しようとされるのではないでしょうか。
そして、『破産』について、根本的に勘違いされているように思います。
経営が破綻して倒産状況になると、破産を選択するしかないと理解されている方が多いのです。
倒産 = 破産
この様に、直結して捉えておられます。
しかし、倒産には、よりベターな結果を得られる様々な選択があり、破産は数多くある倒産の中の一つの手段に過ぎません。
そして、他の手段が選択できない様な、最終最後の場面で選択されるのが破産だといえます。
破産についてご相談いただくお客様でも、まだ倒産の入り口にも立っておられない方が少なくありません。
まだまだ、他に最善な取組みの方向性、そして結果の得られる選択肢が残されている状況なのです。
経営破綻をすれば、破産をするしか方法はないのではなく、他の選択肢が活用できなくなって、初めて選択するのが破産だとお考えください。
では、現実的に経営の不安を抱き、破産さえも視野に入ってくる状況になり、最善の選択をするにはどうすればいいのでしょうか。
必要のない破産を選択しないために、どの様に対応すればいいのかを、優先順に確認をしていきたいと思います。
① まずは、現在の正確な経営状況を確認し、取組の可能性を検討してください。
② 直ぐに破産を選択しない限り、取組対応の時間を確保するために、当座の資金繰りを確保します。
③ 再生の可能性が少しでもあるならば、経営改善に取組みます。
再生に不安がある場合や、再生が難しいと判断される場合は、資産の保全などを実施し、会社という入れ物を入れ替えて、事業を守る方向に舵を切ります。
多くの場合、この段階で破産を選択されるようですが、まだまだ、そんな必要はありません。
④ 番頭さんが独立したような任意の第2会社や、株式譲渡により事業の維持を図ります。
⑤ 事業譲渡もしくは会社分割による、債権放棄を伴う第2会社方式に取り組みます。
今後、この取組が事業再生の主流になるのではないでしょうか。
⑥ この段階で、民事再生も選択肢となり、事業譲渡後の破産も有効な選択肢となります。
⑦ 他に方法が無くなって、初めて、破産が選択肢となるのです。
この様な優先順の流れで、経営危機の打開に取り組みます。
実際、破産を選択するまでに、様々な優先すべき選択肢が存在することがご理解いただけたと思います。
そして、ご自身の将来のために、最善の選択をされるようにしてください。
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