したたかな選択・・・


『事業を続けるのは、もう無理なのかもしれない・・・。』

中小零細企業の経営者は、突然にこんな状況に追い込まれるかもしれません。

そんなとき、経営者は、どの様に対応をすればいいのでしょうか。

 

『土壇場』や『瀬戸際』,『土俵際』などという、追いつめられた表現が使われる経営状況においても、対処すべき方法はや選択肢は様々に存在します。

しかし、経営に造詣の深い経営者であろうとも、そんな方面の知識はなかなか持っておられないものです。

知識がないから、悲惨な結果に導かれることになるのですが、知識があれば、方法を選択することも可能になり、具体的な対策を実施することもできることになります。

経営者が、最後まで経営責任を全うするために、究極の判断が必要になったとき知識について、ブログにおいて具体的に掘り下げて考えていきたいと思います。

 

今回は、基本的な流れについて確認をしていきたいと思います。

まずは①として、本当に事業を継続できないのか、この点について確認することから始めなければなりません。

正しい経営状況を、具体的に確認し把握する必要があります。

これは、今後の事業の方向性を決定づける重要なチェック事項ですから、手間暇をかけてでも取り組んでください。

次に②として、経営状況を確認した結果、事業継続に問題があるという結果になった場合でも、まだ継続を諦めてしまう必要はありません。

事業を継続できる可能性や方法がないのか検討してください。

少しでも継続できる可能性があれば、当然に全力でチャレンジすることになります。

チャレンジと同時に③として、何故、このような状況に追い込まれたのか、その理由についてチェックしてみてください。   どの様な理由により、事業継続を諦めようとしたのかということです。

様々に理由は考えられると思いますが、基本は資金繰りの悪化ということでしょう。

資金繰りの悪化といっても、一時的な資金不足なのか、長期に亘って資金不足が続いているのか、もしくは手形の不渡りでも発生しそうな状況に陥っているのか、そのレベルは様々になります。

その他の理由として、営業面の変化により将来的な展望を抱けなくなったとか、人員不足や後継者不在など、事業継続を諦めようと様々な理由があり、状況により対応すべき難易度は変化するでしょう。

このように、正しい状況確認と、それに至った原因の確認をすることにより、事業継続の可能性は大きくなり、具体性も出てくることになります。

 

当然、継続できる可能性があるのなら、全力で取り組むべきことが、④としての資金繰りを確保と、⑤として経営改善に取り組むという、2点になります。

しかし、継続が不可能であると判断した場合や、諦めなければならない可能性が高い状況であるならば、次のステップ⑥として、整理を視野に入れた対応に取り掛かる必要があります。

まずは、整理に向けての選択肢を理解するとともに、整理に取り組む目的を明確にしてください。

   全てをオープンにして、全てを債権者に配当するのか・・・

   経営者の責任として、従業員や取引先などを守ろうとするのか・・・

   父として、家族の生活を維持したいのか・・・

   もしくは、絶対に諦めずに、事業を継続したいのか・・・

何を目的にし、優先して取り組むべき作業を明確にしてみてください。

目的をしっかりと持つことができれば、おのずと選択肢も絞られ事になります。

その目的に沿って、事業を諦めるという具体的な手段の選択をすることができて、最善の事業の整理に取り掛かれるのです。

ここで整理というと、多くの方は破産を思い浮かべられると思いますが、破産以外の選択肢は様々に存在するという事実を理解してください。

選択肢として存在する整理手段を理解したうえで、目的に沿って選択をすることにより、その後の展開は大きく変わるということなのです。

事業を諦めようとしたとき、大事なのは、答えを決めつけずに、全ての可能性を視野に入れて検討するということだと思います。

経営改善に取り組みながら、整理の準備もする方など珍しくもありませんし、したたかに、図々しく取組むべき局面なのです。

整理を確定した時、⑦として、次の人生を確保するための準備も忘れないでください。

ご自分の事業であり、人生なのですから、ここは何も遠慮せず、図々しく最善の可能性を求めてチャレンジすべきだと思います。

しばらくは、このテーマに沿って、ブログを展開していきます。

 

 

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