会社再生・経営危機コンサルタントというのは、勘違いをされ易い様です。
会社の再生を目指して、経営危機を打開するための専門家として、ご相談者に状況に合わせたアドバイスや経営改善を実施してきたつもりです。
しかし、整理を専門とするコンサルタントだとか、中には倒産屋の様に捉えている方もおられます。
その勘違いの原因は、どうやら、このブログの内容にあるようです。
コンサルタントとして、もっとも得意な分野を問われれば、間違いなく『経営改善』だとお答えします。
こうお話しすると、驚かれる方もおられるかもしれませんが、ご相談者との実績を見ていただければ明らかだと思います。
会社再生・経営危機コンサルタントとして、約15年間に1000件を超える経営者のご相談に乗らせていただきましたが、法的手続きである『破産』の絡んだ案件は僅か9案件なのです。
債務者企業と同時に、経営者も破産をされた件数を含めても15件程にしかなりません。
残りのご相談は、破産などの法的手続きをとる必要がなく、何らかの形態で事業を確保されている案件が大半なのです。
経営状況が厳しくなり、資金繰りが悪化したり、実質経営破綻状況に陥った方からのご相談がほとんどですから、破産を選択されなかった案件が、全て、事業を確保されているとは言いません。
それでも、ご相談件数の90%を超える経営者は、何らかの形で経営改善を実施し、事業を確保されていますから、自分なりには、誇れる業績であると思っております。
それでも、整理屋と間違われてしまうのは、ブログを読まれたからだろうと思います。
本来は、経営改善についてご紹介をすべきなのかもしれませんが、ブログには向いていないテーマだと思います。
真面目で堅苦しいテーマになり、なかなか興味を持っていただけないでしょうし、簡単にご紹介できる内容でもないからです。
したがって、不特定多数の方に、少しでも興味を持って読んでいただけるように、『資産の予防的保全』や『第二会社・事業譲渡』,『任意整理』,『金融事故』などに絡んだテーマを取り上げることが多くなっています。
これらのテーマは、再生よりも整理に近いスタンスですから、整理を専門としたコンサルタントだと認識をされるのだろうと思います。
たしかに、任意整理も得意な分野ではありますが、専門は経営改善です。
今後は、経営改善に主眼を置いた内容に移行をしていきたいと考えています。
コンサルタントとしては、整理よりも、事業の維持を優先するのは当然のことです。
しかし、状況に配慮もせず、闇雲に事業を維持することだけを優先し、時間と費用を掛けて経営改善に取り組むというのは、状況を更に悪化させるだけの結果につながりかねません。
資金も体力も消耗した状況でご相談に来られていますから、その状況に合わせ、取組が可能な経営改善を実施しなければなりません。
それが、会社再生や経営危機の打開を専門とするコンサルタントの経営改善になります。
通常の、専門家といわれる方の経営改善とは、取組み方や目的,手続き等で、異なる点も多いのですが、結果として失敗の少ない経営改善手法であると思います。
具体的には、以下のようなポイントで、経営改善に取り組むことになります。
1. 経営改善についての捉え方を明確にする。
2. 経営改善への取組みの流れを明確にする。
3. 達成可能な計画を策定する。
4. 経営改善としての対応範囲を広げる。
5. モチベーションを確保する。
この5つのポイントが特徴となり、通常の経営改善とは異なることになります。
詳細は、次回のブログでご説明をいたしますが、簡単な表現をすれば、『費用を掛けずに、自らが策定する、達成可能な経営改善。』ということになります。
詳しい内容は、ホームページをご覧ください,
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