経営改善の留意点・・・


会社は、業績が悪化してくると、経営改善に取組んで、業績の改善や会社の再生を目指すことになります。

経営を精査し見直して、具体的な改善をしようという作業になるのですが、これは簡単な取組みでありません。

経営改善への取組みにおいては、配慮しなければならない留意点があり、その点についてしっかりと対応しなければ、逆に業績を悪化させてしまうことも珍しくないのです。

経営改善の失敗事例から、その代表的な失敗原因について考えてみたいと思います。

 

10数年に亘り、多くの経営改善の現場に携わった中で、経営改善が成功しなかった事例から、私なりに失敗した原因を学びました。

それは、下記の様に、大きく3つの原因に分けることができます。

   1. 経営者が、経営改善に主体的にならず、間違ったプライドを崩さなかった。

   2. 従業員等が、会社の将来性に失望し、積極性を喪失させた。

   3. 経営改善の計画が、実態の伴わない内容であった。

上記の様に、大きく3つの原因に分けることか出来るのですが、表現を変えれば、この3つの原因について、事前にしっかりと理解し留意して取り組む必要があるということになります。

成功するには失敗から学べと言いますが、経営改善においても、失敗の事例から原因を理解することにより、成功する可能性は飛躍的に向上をすると思います。

 

失敗事例の原因から、経営改善を成功させるための留意点として視点を切り替えてみます。

まずは、経営改善に取組むためには、経営者が姿勢を転換し、積極性を持って主体的に取組む必要があるということです。

経営改善が必要になる経営危機という環境において、経営者が上から目線の立場で、部下任せに経営改善を展開すれば、成功するもの失敗するでしょう。

厳しい経営状況において求められる経営者の姿勢とは、経営改善を自ら成し遂げるという強い気持ちを持ち、先頭に立って積極的に取組むというものです。

その様な経営者の姿勢を見せられることで、従業員も同じ方向をむいて、積極的に経営改善に取組んでくれるようになるのです。

また、当然のことですが、経営危機において、経営者が意識を変えず、今まで同じ様に贅沢な行為をしているならば、経営改善中に組織は空中分解するかもしれません。

 

経営改善の一番難しい点は、次の留意点である、従業員のモチベーションの維持ではないでしょうか。

従業員が仕事に取組む理由としては、生活の糧の確保と、将来の夢が挙げられます。

生活を安定的に確保し、人生を充実した花開くものにしたいという気持ちが、前向きに仕事に駆り立てるのでしょうが、経営危機では環境がネガティブになっています。

努めている会社は、経営改善が必要なほどの状況であり、倒産する可能性さえある経営危機状況で、将来に大きな不安を抱くしかない環境なのです。

世に言う、夢も希望もないという状況であり、こんな状況では前向きに仕事に取組むのは難しくなってしまいます。

さらに、給与が減額されたり、ボーナスが出なかったり、一部の従業員が解雇されでもしたら、退社さえも脳裏をかすめるのではないでしょうか。

こんな状況になれば、経営改善など成功するはずはありません。

経営者が先頭に立って、経営改善に向かって進軍ラッパを鳴らし続けても、誰も前に進んではくれないでしょう。

事業再生などの専門家に相談すると、まず、余剰人員を削減したり給与を圧縮したりと、従業員の雇用に関するリストラに着手しようとしますが、大きな間違いなのです。

従業員のモチベーションの維持は、経営改善を成功させるキーポイントになりますから、どうしても、雇用に関するリストラが必要な場合でも、出来るだけ最劣後に取組み、1回で終わらせるように留意しなければなりません。

 

最後の留意点は、実効性のある経営改善計画の策定ということになります。

このテーマについては、本ブログにおいて何度も取り上げてきましたので簡単にご紹介をしますが、経営改善を失敗する圧倒的に多い原因なのです。

経営改善については、机上の空論など、絶対に通用するものではありません。

現状をしっかりと認識し、実態に即した計画を策定できるかどうかが、成功を決定づけることになります。

したがって、専門家などに依頼して他人任せにするのではなく、経営状況を最も理解しているであろう経営者が中心になって、達成可能な計画を策定しなければならないのです。

債権者金融機関の顔色を伺った経営改善計画など、間違いなく失敗をします。

 

経営改善を成功させる留意点は、僅かにこの3点だけということになります。

けっして難しい内容ではなく、当たり前であり留意可能な内容ばかりではないでしょうか。

従業員や関係者、そして経営者の将来を確保する最後のチャンスとなる経営改善ですから、この3つの留意点だけはしっかりと確保して取組んでください。

もしも、今、経営改善に取り組んでいる最中なら、この3つの留意点がフォローされているか確認をされてはいかがでしょうか。

 

 

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