先日、貴重な機会をいただきました。
『奈良いのちの電話協会』さまの、定期総会後の記念講演会でお話をさせていただいたのです。
約一時間半の講演会でしたが、お聞きいただく方が普段とは違いますので、久しぶりに随分と緊張してしまいました。
『奈良いのちの電話協会』さまは、心が折れそうな方に寄り添い、電話などを通じてお話をいろいろと聞いてあげて、心を和らげる活動をされておられます。
奈良県下で、1年間に受けた電話相談件数は、なんと20,000件を超えるという多さです。
協会の名前の通りの活動ですが、1日24時間、1年365日、年中休みなく活動をされているというハードさです。
相談に対応されるボランティアは、所定の研修を経た人生経験豊富な女性が中心で、当然に無償です。
無償というよりも、様々な形で寄付もされておられるという、本当に尊い貴重な活動をされています。
この様なボランティア活動をされている、約70名の方々の前でお話をさせていただくという、貴重な機会をいただいたのです。
実は、このような場で、お話をさせていただくのは初めての経験でした。
今まで経験したセミナーや講演会は、中小零細企業の経営者が対象です。
特に、経営危機に陥って、今後を模索されている経営者が対象となることが多く、コンサルタントとしてのスキルをそのまま表見すれば良く、お話しする内容で悩むようなことはありませんでした。
事業を維持するために、資産を守れましょう・・・
第二会社を作って、事業を移管しましょう・・・
社会的弱者のために、詐害行為も恐れるな・・・
こんな事を、お話しさせていただいていたのですが、今回は、そんな訳にはいきません。
経営に関与されていない奥様方が対象ですから、経営の最前線の修羅場の話などできません。
事前に、ご担当の事務局長さんとご相談させていただき、できるだけ判り易く、刺激の少ない話をさせていただくことになりました。
いつもとは違う内容になりますので緊張していたのですが、『いのち』・『自殺』という協会のテーマに絡めてお話できないかと考えました。
そう考えると、日常の業務の中で、テーマに沿った事例は少なくありません。
自殺して、生命保険で負債を処理しようとされる方から、そのメリットとデメリットについてのお問い合わせをいただいたことがあります。
しかし、そんなお問い合わせに、具体的な返答などできるわけがなく、デメリットしかない事実をストレートにお伝えした話。
また、経営者の奥様から、ご主人が毎晩のように自殺について口にされ、何とかならないかとご相談を受けました。
その経営者は、経営危機での対応知識がなく、余りにも真面目すぎるご性格だったためにネガティブな思考に陥っておられたのですが、経営危機での正しい知識を少しお話しただけで、前向きになられた話。
あらためて見つめ直すと、経営危機コンサルタントは、命のやり取りに関わることが珍しくありません。
この様な話を、できるだけ刺激的にならないように、知ることで回避できるとご紹介させていただきました。
お聞きいただいた協会の皆様がどのような感想を持たれたか知りませんが、一時間半程度の講演会、私的には楽しくお話をさせていただくことができました。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
詳しい内容は、ホームページをご覧ください,
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