経営の不安が・・・

経営危機に陥ったとき、経営者は、どのように考えるべきなのでしょうか。

『先の見えない状況で、どうすればいいのだろう・・・。』

経営者は、まず例外なく、大きな不安を抱き思考が停滞しますが、経営危機の初期においては、この不安をどう解消するかが大事なのです。

そして、経営危機での不安の解消は、中小企業の経営者が前向きに取り組むことで、容易に達成できるものだといえます。

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代位弁済後の担保提供・・・

保証協会には、不動産を活用して債権回収をしようという傾向が昔からあります。

当然、不動産は債権回収に有効な手段ですから、債権者に共通する取り立て方法であり対象資産なのですが、信用保証協会の不動産に固執する姿勢は特別です。

この特徴を理解し、早い段階から対応策を実施すれば、信用保証協会に代位弁済されても、それ以降の対応は難しいものではなくなるのかもしれません。

ところが、世間一般には、その様な特徴など理解されていないのが現実ですから、自宅を担保に要求されたり処分を迫られたりして、大慌てすることに事になります。

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債務者と専門家・・・

知人に誘われ、事業再生?  経営危機打開? 資金繰り? に関連するセミナーに行ってきましたが、その内容には驚かされました。

ただ、返済を停止しろ、破産は必要ない・・・という主張を繰り返すだけで、その主張に根拠はなく、具体的な対応方法さえも示されていないのです。

けっこう人気のあるセミナーだということですが、こんな話を真に受けてしまえば、知識のない経営者は、身ぐるみ剥がされたうえで、事業と人生を喪失してしまうでしょう。

これなら、やみくもに破産だけを勧める弁護士さんにお願いした方が、ご相談者にとっては良い結果を得ることができるのかもしれません。

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若者に教えていただく・・・

普段の朝とは違い、土曜の朝の通勤電車も空いていて、珍しく座ることができました。

次の停車駅で、60歳代後半の白髪のお爺さんが乗ってこられたのですが、空席がなくて扉の所に立っておられます。

若者は誰も席を譲ろうとしないので、私が席を譲ろうかと思ったのですが、ふと考えて躊躇してしまいました。

お爺さんとは、それほど年齢が離れていないことに気付き、失礼かなと思ったからです。

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手形のジャンプ・・・

究極の資金繰り対策として、手形のジャンプがあります。

大きな効果が期待出来ますが、取組むリスクも大きなものになります。

信用不安という副作用が流れれば、経営破綻にも直結しかねないのです。

他に、効果的な資金繰り方法がなくなった時に、はじめて、支払手形のジャンプへの取り組みは意味を持つという、最終最後の資金繰り手段だといえるのでしょう。 

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ここまでするか、債権回収・・・

 

金融機関の担当者も人の子だということなのでしょう。

損得勘定が判断基準のはずでも、限界を超えれば、感情をむき出しにして対応してきます。

損得勘定など関係なく、結果として損をするのが判っていても、手間暇をかけて債務者を追い詰めようとするのです。

ドラマの中だけと思っていた債権回収方法が、現実の世界でも繰り広げられます。

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リスケジュールと融資・・・

『えっ、それでは話が違う・・・。』

金融機関の担当者に、悪意があるわけではありませんが、融資をお願いする場面では、騙されたような結果になることが少なくありません。

担当者の言葉を、都合よく捉え過ぎた結果なのでしょうが、健全な経営状況での融資話なら大きな問題にはなりません。

しかし、資金繰りに切迫したような厳しい経営状況で、この様なことが起きると、破綻に繋がりかねません。

そうならないために、経営者は自ら予防するという意識で、期限を切った取り組みが大事になります。

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凄い心構えの経営者・・・

昨日に、初回のご相談をしたばかりの経営者から、経営改善の取り組みの件でご連絡をいただきました。

『経営改善に取り組むにおいて、私の車を処分して、会社の軽四輪に乗ろうと思います・・・。』

このお話の内容は、経営改善を成功させるにおいて、極めて重要なキーワードになりますから驚きました。

これから取り組む経営改善では、雇用面においてもリストラに着手することになり、従業員に大きな様々な負担をかけることになります。

従業員に負担をかける状況において、まずは経営者である自分から率先垂範して変わろうという姿勢には、凄い経営者だと思うしかありません。

 

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