倒産と人生は別②・・・保証人も担保
資金繰りを確保するために融資が必要な時、金融機関は担保と保証人を要求してきます。
本来、融資先の業務の状況から判断して、融資の可否を判断するのが与信であり、それが金融機関の能力だといえます。
ところが、現実において、その与信能力を喪失した金融機関にとっては、債権回収を保全するために担保や保証人が必要となるのです。
しかし、それでも、十分な担保を取った上に、保証人までも要求するという過剰な債権回収の保全はいかがなものなのでしょうか。
資金繰りを確保するために融資が必要な時、金融機関は担保と保証人を要求してきます。
本来、融資先の業務の状況から判断して、融資の可否を判断するのが与信であり、それが金融機関の能力だといえます。
ところが、現実において、その与信能力を喪失した金融機関にとっては、債権回収を保全するために担保や保証人が必要となるのです。
しかし、それでも、十分な担保を取った上に、保証人までも要求するという過剰な債権回収の保全はいかがなものなのでしょうか。
この仕事を始めて20年・・・。
様々な場面で勉強会やセミナーを開催させていただき、僭越ながらも、人前でお話をさせていただくことにも慣れてきました。
コロナウイルス禍によるテレワークの増加などで、必要に迫られてZOOMなどネットを活用したお打合せ業務にも、ある程度は対応できるようになりました。
そして、ZOOMによるセミナー形式の勉強会を始めて開催させていただきました。
会社は倒産したはずなのに、その経営者は、今までと何ら変わりません。
会社の名前は変わりましたが、今まで同じように事業を続けておられます。
生活も、同じ自宅で、家族仲良く生活をされているのです。
倒産した経営者がどうなるのか、勘違いしていたのでしょうか・・・。
毎年、その年の景気を、年頭において予想しております。
たいした経済的知識もない経営コンサルタントが、頭をふり絞って予測しても、なかなか当たるものではないでしょう。
しかし、経営危機打開という特殊なポジションからの予測は、他には見られない内容になっているかもしれません。
そして、結果的に、大きくは外れていないように思います。
明けましておめでとうございます。
旧年中は、様々にお世話になりありがとうございました。
本年も宜しくお願いをいたします。
コロナウイルスに翻弄されながらも、無事に新年を迎えることが出来ました。
読者の皆様のご支援のおかげと、深く感謝申し上げます。
清水寺で発表された今年の漢字は『金』でした。
アスリートたちが大活躍した東京オリンピックのメダル獲得から、この漢字が選ばれるだろうと、多くの方が予想されていた様です。
このコロナウイルス禍における活躍でしたから、本当に価値のある結果だったと思います。
しかし、経済人の中には、この『金』という文字に、違いう思いを抱いた方も少なくはないでしょう。 Read more…
『年内、いつまでお仕事ですか・・・?』、この様に聞かれると、『ご相談が途切れるまで・・・』と、お答えするのが常でした。
年末は、年度末と並んで資金需要が多く、気が付くと資金が底をつき、年を越せないという緊急のご相談が少なくなかったのです。
ところが、昨年は、潤沢なコロナ融資や助成金などの効果で、その様なご相談は全くありませんでした。
しかし、この年末は様相が一変し、来年の景気を予測するかのように、年末に向けてご相談の予約が増加しています。
僅かな知識でもあれば、経営危機を打開する展開は変わり、良い結果につながる可能性は大きくなります。
しかし、よりベターな結果を求めようとすれば、更に様々な知識が必要となりますから、経営危機の打開はけっこう奥深いものなのです。
実際に、経営危機に陥り、打開に向けて取り組まれた経営者など、その知識習得に興味を持たれる方も少なくありません。
そんな経営者の中には、自ら、その道の専門家になろうとされる方もおられるのです。
あの任意整理から、20年が過ぎました・・・。
地獄の資金繰りに翻弄され、整理を決断した日から、Xデーとなる債権者集会までは本当に不安でした。
お取引先様だけに債権者としてご参加いただく債権者集会、十分に覚悟を決めて臨んだつもりでしたが、本当は重圧で押しつぶされそうだったのです。
1時間ほどの集会でしたが、揉めることもなく進行をし、帰り際に『再起を期待していますよ・・・』と、債権者である取引先社長にお声掛けをいただいた瞬間、その言葉に緊張の糸がプツリと切れ、色んな意味の涙が溢れてきました・・・。
経済苦による自殺が増えていますが、昨今は、明日も見えない厳しい環境で、色々と考えることもあるでしょう。
この際限なく続くコロナウイルスの環境は、将来の展望が見つからず、様々な不安が去来してきます。
中には、このまま生きていく苦痛よりも、安楽と思われる自殺を検討される方もおられるということなのでしょうか・・・。
しかし、そう考えるのは、一時の発作的な感情による選択であり、僅かな方法を知ることで、打開すべき対応は難しくはありません。