撤退する勇気・・・
経営者のご高齢を考えると、もはや、会社の継続に拘る必要はないでしょう。
既に、経営は実質破綻状況に近く、会社や事業を無理して維持しようとする意義が見つかりません。
経営を維持しようと頑張れば頑張るほどに、関係者などに迷惑を掛けることになり、状況は悪化していくだけだといえます。
ここまでくれば、経営者の責任として、出来るだけ綺麗な整理を実施して、あとはのんびりと生活されるべきではないでしょうか・・・。
経営者のご高齢を考えると、もはや、会社の継続に拘る必要はないでしょう。
既に、経営は実質破綻状況に近く、会社や事業を無理して維持しようとする意義が見つかりません。
経営を維持しようと頑張れば頑張るほどに、関係者などに迷惑を掛けることになり、状況は悪化していくだけだといえます。
ここまでくれば、経営者の責任として、出来るだけ綺麗な整理を実施して、あとはのんびりと生活されるべきではないでしょうか・・・。
サービサーは、金融事故になった債権を専門に回収する会社です。
債務者に忖度などせず、合法的な範囲の限界までを活用し、厳しい対応をするハゲタカの様なイメージがあります。
しかし、我々の現場事例から分析すると、サービサーの債権回収手段は単純であり、その傾向を知ることで対応は十分に可能になるでしょう。
サービサーに睨まれたら大変なことになると思われがちですが、彼らは金融事故対応のプロ中のプロですから。得か損かをベースに、無駄なことには取り組まない傾向もあるのです。
『もう、破産するしかありません・・・』
開口一番、初めてお話を伺うご相談者は、その様に経営状況についてご説明くださいます。
しかし、よくよく内容を確認させていただくと、破産など考える必要などはなく、まだまだ再生の可能性が十分にある状況なのです。
知識がないために、この様に無意味な選択をしようとされる経営者は少なくないのでしょう。
事業再生・経営危機打開コンサルタント、この仕事を始めて22年目になりました。
債権債務に絡む業務ですから、日々、勉強しなければならないと覚悟はしていましたが、こんなに大変だとは思っていませんでした。
特に、リーマンショック以降は法律の改正や制度の新設などが続き、新しい知識の習得に追われる毎日です。
記憶することが簡単ではない年齢になり大変ですが、日常のお問い合わせやご相談が、復習として私の知識習得を助けてくれています。
借りたお金は返す・・・。
至極当たり前のことです。
今さら言うまでもなく、返済できる状況ならば、返済をしなければなりません。
でも、返済できる状況でなければ、どうすればいいのでしょうか・・・?
バブル崩壊以降、ゾンビ企業は存在をし続けてきました。
好景気のタイミングにおいても脱却することはできず、ゾンビ企業として、荒波に揉まれながらも生きながらえてきました。
ゾンビ企業の存在が、日本経済の足枷となっていたことは間違いありませんが、政府もその存在を容認し続けてきたのが現実でしょう。
ところが、ゾンビ企業が増加するしかないコロナウイルス禍を逆手に取り、政府は具体的な対策を実施しようとしているのです。
どうやら、政府は、中小事業者を切り捨てようとしているようです。
最近の政府の施策を見ていると、今までと方向性が180度転換をしたようにしか思えません。
あれほど、コロナウイルス禍で中小事業者が経営を維持できるように、手厚い支援策を実施していたのに、それらの施策が立て続けに打ち切られています。
それ以降、新たな施策が発表されていますが、取り組み内容が事業再生とはかけ離れたものになっているのです。
今、中小企業の金融が、画期的に変革しようとしています。
中小企業の経営者は、金融機関から融資を受けるときに、個人保証をするのは当たり前だと思っていました。
ところが、一定の要件において、経営者さえも連帯保証人になる必要がないと、政府が打ち出したのです。
欧米では当たり前のことですが、いよいよ日本でも経営者の連帯保証人が不要になるのかもしれません。
今年も、年頭にあたり、中小事業者の景気を予測してみたいと思います。
たかがコンサルタントが、1年の景気を占うなど生意気なことだと判っていますが、毎年の恒例ということでお許しください。
あくまでも、事業再生や経営危機対応の立場からの予測ですので、一般的な景気動向とは異なるのかもしれません。
当たるかどうかは判りませんが、中小事業者の経営環境を認識するだけでも意味があるのではないでしょうか。
昨年はお世話になりました。
本年も宜しくお願いをいたします。
コロナウイルスに、一方的に翻弄され続けた3年弱でしたが、いよいよ新しいステージを迎える1年になりました。
環境や構造,さらに常識までもが劇的に変化しましたが、無事に新年を迎えることが出来ましたことを、まずは感謝したいと思います。
しかし、中小事業者の経営環境は更に難しくなりそうですから、気を緩めることなくフレキシブルに対応をしなければなりません。
私も、固定観念を持たずに視野を広げて、あらゆる場面に対応できる経営危機打開のコンサルタントを目指し、最善の提案をしてまいりたいと思います。
この一年の最後を笑顔で迎えられるように、一緒に頑張ってまいります。
本年も変わらぬご支援を宜しくお願いいたします。
令 和 五 年 元 日
株式会社 トップ経営研究所
主任研究員 菊 岡 正 博
詳しい内容は、ホームページをご覧ください,
↓
会社再生・経営危機打開・事業承継オンラインセミナーをご覧ください,
↓
ランキングです クリックして応援してください
↓
ランキングです クリックして応援してください
↓