様々なご批判をいただき・・・


 

私のお客様は、ご相談をいただいている経営者です。

経営されている会社ではなく、経営者の今後の生活や人生にウエイトを置いたアドバイスをさせていただいています。

そのため、経営者個人の将来にプラスだと判断すれば、事業譲渡などを経て、会社の継続を諦めることもあります。

この様なやり方は、事業再生というテーマからはなかなか理解されない様で、問題視されることも珍しくありません。

 

 

コンサルタントも、仕事を受注するための販売促進に取り組まなければなりません。

日頃は、経営に関して、プロとして様々にアドバイスをしますが、自らの販売促進というのは簡単ではありません。

20数年前に事業を始めたころは、何もわからずに徒手空拳で様々方法に取組みましたが、最終的にホームページとブログが中心になりました。

当時は、事業再生の認知はまだまだ低く、同業者なども少なく、ヤフーなどの検索サイトにおいて、業務に関わる重要キーワードで簡単にでトップページに掲載されるような環境でした。

ホームページとブログだけで、仕事が受注できるという、今では信じられない様な贅沢な時代だったのです。

ところが、10年ほど前から、その効果に変化が現れ、ここ数年で確実に効果が薄れてきました。

重要な販売促進手段であるホームページとブログの効果が低下したのですから、これは大変なことで、無い知恵を絞って対策を考えなければなりません。

販売促進に詳しい知人から、これからは動画による販売促進が主流になるからとユーチューブを勧められ、早速、取り組むことにしました。

経営危機打開に関するテーマで、10分前後にまとめた内容の動画を、週1回の投稿を目標とします。

当初は、慣れないこともあり、投稿するまで随分と苦労し、その割には結果に結びつきません。

しかし、徐々に慣れ、パワーポイントを併用して分かり易くすることで、徐々に成果が表れ始めます。

そして、ユーチューブをはじめて4年が経過した現在においては、販売促進に大きな成果を示すようにまでなりました。

ブログの成果が極端に低下していますから、あのタイミンクでユーチューブを始めていなければ、大変なことになっていたと思います。

これで一安心・・・のはずなのですが、そうは問屋が卸しません。

最近、ユーチューブをご覧いただいた方から、ご批判をいただくことがあるのです。

『借りた金は、生活を犠牲にしてでも返済すべきだろう・・・!』
とか、
『銀行に悪いと思うなら、破産しろ・・・!』

などといった、私がユーチューブでご説明した内容ついてのご批判になります。

まさしく、ご批判は正論であり、その通りなのかもしれません。

私も、借りたお金を返済するのは、当たり前のことだと思います。

ただ、私のユーチューブをご覧いただく方の多くは、実際に経営危機に陥っておられ、約束通りに返済できる状況におられないのです。

この状況で、無理をしてでも、返済をしようとすれば・・・

 ・生活ができなくなるかもしれません

 ・闇金などからの高利の借金が必要かもしれません

 ・犯罪によるしか、返済原資を作れないかもしれません

 ・破産をするしかなくなり、全てを失うかもしれません

 ・最悪、自殺をされる方も出てくるかもしれません

この様な方々が、ユーチューブをご覧になられたり、私どものお客様だったりするのです。

対応方法の乏しい厳しい環境で、何ができるのか、そして、何が最善かということにポイントを置いて考えるしかないのです。

たとえば、もし、破産をするしかなくなれば、現状よりも取引先などの関係者に大きな迷惑をかけることになります。

事業は継続できなくなって、従業員は路頭に迷い、取引先は仕事を喪失し連鎖倒産をするかもしれないのです。

当然、経営者は何もかも失うことになり、代償として、破産という結果はあまりにも大きすぎるのではないでしょうか。

冷静に何が大事かということを考えれば、経営者の責任として社会的弱者を守ること、そして、それを実現するためには経営者ご自身の生活を守ることが必要であり、その結果、事業を維持・継続させることが不可欠なのは自明の理だといえます。

それを実現するためには、何よりも資金繰りを確保することが必要であり、その手段として、金融機関債権者への返済を待ってもらうということになるのです。

待ってもらっても、金融機関の経営が傾くことはありませんし、何よりも、担保や保証人を取っているのですから、他の債権者と同様に扱うものでもないでしょう。

金融機関債権者への返済を待ってもらうことは、最善の資金繰り確保の手段であり、事業を維持・継続できる可能性が高くなります。

待ってもらって終わりではなく、その間に、精一杯に頑張って事業を継続して再生を目指すことになるでしょう。

そして、返済できるほどに再生ができれば、返済を再開することで、関係者全員が最善の結果を得られることになるのです。

中には、再生が困難で返済できない事業者もおられますが、目的は社会的弱者を守るために事業を継続することであり、継続することで被害を最小限に抑えることが可能になっています。

けっして、金融機関からの借入金を踏み倒すことが目的なわけではありません。


我々の事業再生や経営危機打開についてのアドバイスは、この様な流れをベースにしています。

社会的弱者を守るための最善の選択として、金融機関からの借入返済を一時的に待ってもらうだけということなのです。

そのために、債務者としての環境整備が必要であり、無い袖は振れない状況も、それを実現するための手段だということになります。

ご批判をいただくのも仕方がないのかもしれませんが、これらのことをご理解いただき、ユーチューブをご覧いただければありがたいです。

経営において何もかも上手くいくことなどはなく、優秀な経営者でも、いつ失敗をするかわかりません。

しかし、失敗してからが、経営者の本領を発揮する場面ではないでしょうか。

経営の厳しい状況で、何が大事なのか、何を優先すべきなのかを理解し、成熟した経営者として対応していただきたいと思います。

 

 

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