久しぶりの友人たちと・・・


 

青春時代とは、不思議なものです。

 

学生時代の友人と、何年振りかに会っても、まるで昨日まで遊んでいたかのように、何の違和感もなく屈託のない話ができるのです。

 

利害に生きる社会人にとって、あの頃の時代は、本当に純粋で貴重な時代だったと実感できます。

 

 

 

先日、大学時代の同窓会を開催しました。

 

気心の知れた仲間たちと、3回目の同窓会になります。

 

1回目は、一昨年に、何となく集まって、大阪において食べて飲んでだけで開催しました。

 

2回目は、札幌の水族館の館長をしている同窓生が幹事をして、北海道で開催しました。

 

そして、3回目の今回は、学生時代を過ごした和歌山県の白浜と大島での開催となったのです。

 

連絡の途絶えていた友人たちにも声掛けし、卒業以来35年振りに会うことの出来た同期生もおります。

 

多くの同窓生は、頭髪が劇的に変貌していますが、中身はそのままなのです。

 

会った瞬間に判り合い、全員が心から再会を喜ぶことが出来ました。

 

 

 

我々は、近畿大学農学部水産学科に学び、今回集まった中心メンバーは海水増殖学を専攻し、『タイ』や『ヒラメ』,『ブリ』,『キンダイ』,『トラフグ』,そして今話題の『クロマグロ』等の養殖を実践で勉強しました。

 

学生とは名ばかりの、白浜や大島で、朝は早くから夜遅くまで、休みも月に3日あるかないかの厳しい漁師の様な生活をおくりましたが、これが楽しかったのです。

 

戦友というのでしょうか、13名の限られた同窓生は常に同じ釜の飯を食い、毎晩のように飲んだくれながら、協力し合って生きていました。

 

原田輝雄先生という、尊敬する海水増殖学のスペシャリストに教えをいただきながら、目標に向かって生きる厳しい時間が楽しかったのです。

 

完全にアナログの世界ですが、凄く濃度の高い、青春がギュッと凝縮された時代だったと思います。

 

 

 

大学時代にお世話になった先輩のご案内で、近畿大学水産研究所の白浜実験場と種苗センター,大島実験場を久しぶりに拝見することができました。

 

昔と同じ様な景色に見えましたが、近づくと全く違い、驚くべき進化を遂げています。

 

我々は、いつ倒れても不思議ではない様な木造の食堂で食事をし、元網小屋だった木造の寮に住んでいましたが、今は鉄筋コンクリートで冷暖房完備です。

 

学生時代、最もしんどい仕事は、1つ15キロ前後の餌用のサバやサンマを凍らせたパンを、トラックから冷凍庫に収納する作業で、多い時は3000個弱のパンを収納しましたが、今は生餌を使わずペレットになっており、そんな重労働はなくなっていました。

 

種苗生産施設も、高度に管理されており、水槽というよりも工場という感じさえするほどです。

 

卒業してから35年ですから、変わって当たり前なのでしょうが、何か寂しい気持ちになるのは年をとった証拠なのでしょうか。

 

 

二日目は、大島実験場のクロマグロを見に行きました。

 

クロマグロの完全養殖で、テレビにもよく出ておられる岡田先輩が、ご自身で漁船を操船してクロマグロ生簀をご案内していただきました。

 

クロマグロ養殖の現場を直接に拝見することができ、学生時代にその道を志した同窓生9名、全員が感動です。

 

クロマグロは、我々が白浜で卒論を書くときに初めて採卵による孵化に成功し、リアルタイムで観察をするという機会に恵まれました。

 

その後、近畿大学自身も、クロマグロの完全養殖によりメジャー大学になったといっても過言ではないと思います。

 

今は、胸を張って、近大の水産卒ですと言えるようになったのです。

 

 

 

気心の知れた同窓生たちと、大学時代を過ごした白浜・大島という思い出の地の、懐かしいロケーションを見ながら青春時代に想いを馳せることができました。

 

心許せる友に、挫けそうになる時に励まされながら、残り日数少ない中を卒論に取組んだ頃を思い出します。

 

青春時代に戻りたいとは言いませんが、あの頃の思い出は、一生、大事にしたいものです。

 

 

 

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