経営改善は難しくない・・・


経営改善というと、難しく捉えられる経営者が多いのではないでしょうか。

素人では無理だと考えて、専門家に依頼をされて取り組まれる事例がほとんどだと思います。

しかし、実際は、難しい取り組みではなく、簡単な理屈さえ理解すれば、経営者自らが実践できるものなのです。

そして、本気で再生を目指そうとするならば、経営改善には自ら先頭に立って取り組んでこそ、良い結果が得られるものだと思います。

 

再生を目的に、悪化した経営状況を改善する作業を経営改善といいます。

現状における様々な経営に関する問題点を抽出し、その問題について方向性をもって解決することにより、収益構造と財務体質の改善を図り、経営の安定化を実現し再生を達成するための作業のことになります。

再生を目的にするといっても、経営改善に取り組むことで、必ず成功するというものでもありません。

状況により、再生が難しい場合もありますが、経営に不安を感じた場合、最優先に取り組むのが経営改善であるのは間違いありません。

そして、経営改善が順調に進み、再生が達成できる事例は、それほど多くはないのです。

それは、経営改善への取り組み方が、根本的に間違っているからではないでしょうか。

冒頭でご紹介しましたように、経営改善は難しいものだと勘違いしている経営者がほとんどだといえます。

高度な知識と技術が要求されるので、多くの経営者は、専門家に依頼するしかないと思い込んでおられます。

この捉え方が、経営改善を失敗させるといえるのでしょう。

たしかに、専門家に依頼すると、立派な経営改善計画を策定してくれます。

見栄えが良く、どこに出しても恥ずかしくないような高度で複雑な内容となっているでしょう。

しかし、この経営改善計画を策定してもらうまで、いったいどれだけの時間と手間と費用を掛けられたのでしょうか。

経営者は当然のこと、従業員までも巻き込んで、調査や準備に膨大な時間を取られ、本来の業務の妨げとなったのではないでしょうか。

喪失した手間暇は、半端ではなかったはずです。

債権者側の都合だけで実施されたデューデリジェンスも含め、この経営改善計画書の作成に、直接的な費用をどれだけ支払われたのでしょうか。

資金繰り厳しい状況で、この無駄な支出のダメージは計り知れないはずです。

何よりも、見栄えの良い経営改善計画が出来上がりましたが、中身がありません。

現場を知らずに計算しかできない専門家が作成したのですから、その経営改善計画は机上の空論でしかないでしょう。

経営危機を打開する原則を完全に無視し、無駄な時間,手間,費用を掛けさせて、効果の見込めない計画を策定したのですから、成功するわけなどないのです。

それでも、会社を再生させるためには、経営改善が必要なのです。

そのためには、経営者自らが中心になって、実態に即した達成可能な経営改善計画を策定しなければなりません。

そして、その計画をしっかり理解したうえで、経営改善に取り組むことが大事なのです。

効果的な経営改善計画を策定する基本の流れは以下になります。

  ① 会社の状況や、経営環境などの現状把握   ② 問題点の抽出と、その原因・要因の把握   ③ それらをふまえ、問題点をどう処理するかの方向性を決定   ④ その方向性に則って、具体的な取り組みを決定する   ⑤ 同時に、取り組みに沿って、財務数値の目標・予測を決定する

ここまでの流れが、経営改善計画の流れになります。

数値の策定や実践に、細かくこだわる必要はなく、大きな方向性として捉えてください。

これで終わるわけではなく、いよいよ経営改善の実施となります。

  ⑥ 担当者や、遂行期日を決めて実施

  ⑦ 達成できなければ、再度計画策定

  ⑧ 達成できるまで、繰り返し実施

私共では、この流れに沿って、CAPD表を活用した経営改善を実施しています。

手間暇かけず、関係者の意識を高めながら、効率的な経営改善が可能となりのますので、ご興味があればお問い合わせください。

最後に、経営改善に取り組むときの留意点をまとめておきます。

  ① 実態に即し、達成可能な経営改善計画を策定する

  ② 計画に基づき、経営者先頭に立って取り組む

  ③ 経営改善計画の数値に、極端に拘らない

  ④ モチベーションの確保

 

 

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