経営危機での基本対応・・・


 

資金繰りが悪化したり、経営危機を感じた時、ほとんどの中小零細企業の経営者は後ろ向きになってしまいます。

 

この様な環境での対処法をご存じないのですから、最初から前向きに取り組める経営者などほとんどおられません。

 

その様な危機感を抱くことは、経営危機を打開する初期においては必要なことだと思います。

 

しかし、過度に不安を抱いたり、後ろ向きな思考に陥ることは極めて危険だともいえるのです。

 

 

一度抱いた不安は、解決法が見つからない限り、ドンドンと増幅していくでしょう。

 

答えが見つかるまで、限りなくです。

 

経営危機で対応すべき知識がなく、先が全く見えませんから、経営者の不安は増幅し、経営者の思考は極端にネガティブへと振れていきます。

 

その結果、安易に破産を選択してしまったり、夜逃げや自殺という最悪の選択も珍しくなくなるのでしょう。

 

しかし、知識があれば、結果は大きく変わります。

 

ほんの僅かな知識さえあれば、経営危機での可能性を知ることが出来ます。

 

そして、少しのキッカケさえあれば、これからの人生に前向きにチャレンジでき、意欲をもって打開に取り組めるようにもなるのです。

 

失われかけた人生を、自らの力で取り戻せるということになります。

 

 

 

本音の話をすれば、経営危機において、知識がないのであれば、難しく考えすぎない方がいいとも思います。

 

真面目に考えることは大事ですが、正しい知識がないのに難しく考えすぎると、悪い方向でしか展開が広がらなくなるからです。

 

経営危機は、そんなに難しい知識を要求していません。

 

経営危機を打開するには、高度なスキルも必要ないのです。

 

ただ、最低限の正しい知識と、打開に向けた前向きな意欲があればいいのです。

 

 

経営危機に陥った時の、基本的な対応方法をまとめると以下のようになります。

 

  1. 正しい知識や情報を習得することは最も重要な事項です。

    世の中に氾濫している間違った情報を捨て去り、正しい知識を持って対応することにより、経営危機の打開は難しく  なくなります。

 

 2. 経営者の意識を前向きに変えてください。

   どんなことがあっても、自らの力で諦めずに経営危機を打開するという経営者の意識が、その後の展開の推進力になります。

 

3. 最も大事なものは何かと考え、目標をシンプルに設定してください。

  健全な経営時でも、何もかもうまくいくものではありません。経営危機では、なおさら難しくなりますから、最優先の目標を具体的に設定することが求められます。

そして、その目標達成に向けての手続きを、順を追って実行してください。

 

 

経営危機に陥った時の、基本的なフローチャートは以下のようになります。

 

1.    正確な経営状況を把握する。

  今後の展開は、現状により変化しますから、まず、現在の正しい経営状況を把握し、今後の展開の方向性を求めることになります。

 

2.    経営危機を打開する時間を確保するため、一定期間の資金繰りの確保をしてください。

  経営改善に取り組むにしても、整理などの次の展開に移るにしても、対策に必要な一定期間の資金繰りを確保しなければ、突然に破たんすることも考えられ、対策を講じることもできません。

 

3.    まずは、再生を目指して、全力で経営改善を実施するのが本筋です。

  経営状況の把握により、再生を目指すことになれば、全社挙げて最優先で経営改善に取り組まなければなりません。

 

4.    状況により、資産を予防的に保全する必要もある。

  再生が簡単ではないと判断すれば、状況に合わせて事業用等の資産を予防的に保全し、どんな状況になろうとも事業を維持できる環境を準備することが大事です。

 

5.    社会的弱者を守るために、第2会社での事業継続も検討してください。

  現形態での事業継続が難しいと判断できれば、従業員の生活や取引先の仕事を守るために、違う形での事業の展開も考えなければなりません。

 

 

以上が、経営危機での基本的な対応方法とフローチャートになります。

 

これだけのことを理解しておれば、経営危機を突然に迎えても、けっして悪い展開には向かわないでしょう。

 

経営危機を打開するのは、そんなに難しいものではないのです。

 

 

 

  詳しい内容は、ホームページをご覧ください,

          ↓

    トップ経営研究所 ホームページ

 

 

↓ランキングです クリックして応援してください
ランキング人気ブログランキングへ

 

ランキングです クリックして応援してください

          ↓

      にほんブログ村 経営ブログへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>