消費意欲の減少が現実・・・


 

世は、ゴールデンウィーク真っ盛りですね。

 

私は、奈良市に住んでいますが、東大寺や春日大社へと向かう道は早い時間から大渋滞しており、生活道路としては全く機能しなくなっています。

 

奈良に限らず、観光地はどこも大繁盛のようですが、今年は特に、中国等の東南アジア観光客が多いため、通年に比較しても大幅に訪問者は増加したのではないでしょうか。

 

 

先日、土産物屋の社長さんが言われていましたが、この盛況は中国人や台湾人等の東南アジアからの観光客で成り立っているとのこと。

 

日本人の観光客はほとんどお金を使わなくなっており、外国人観光客の売上が全体の6割を超えているということなのです。

 

もしも、東南アジアからの観光客が減少すれば、売上は激減し、考えただけでもゾッとするとも話されていました。

 

 

そういえば、大阪の誇る商店街である道頓堀も、見渡せば東南アジアからの観光客だらけです。

 

堺筋という大きな道路には、ひっきりなしに大型バスが横付けされ、中国人観光客などが吐き出されてきます。

 

それらの観光客は歩道に溢れ、歩くのさえも困難な状況になるほどです。

 

道頓堀は、当然の如く、大勢の観光客でごった返して大賑わい。

 

お店はどこも、満員御礼状態ですから、こんな有難い話はないのかもしれません。

 

しかし、どこか納得できない疑問を感じてしまうのです。

 

 

もしも、道頓堀から、東南アジアの観光客がいなくなれば、閑散とした状態になってしまうでしょう。

 

 

日本人は、ほとんど歩いていないのです。

 

お店も、免税店が多いのは当然かもしれませんが、特に賑わっているのは、炊飯器やウオシュレット,旅行カバンなど中国人観光客に人気のある品を扱っているお店なのです。

 

道頓堀に似つかわしくない、日用品を扱っているお店で、看板も中国語で書かれていますし、どうみても中国人が販売もしています。

 

超一等地である道頓堀で、こんなお店を出す必要があるのでしょうか・・・。

 

当然、需要があり、儲かっているから出店しているのでしょうが、どうしても違和感を覚えます。

 

 

昔、道頓堀は、大阪人の憧れの場所だったのです。

 

お正月や誕生日,入学祝などに、着飾って家族連れで食事に行く楽しみの場所でした。

 

初めてのデートも、道頓堀で待ち合わせしたという方も多いのではないでしょうか。

 

何かあれば、道頓堀のひっかけ橋で待ち合わせしたり、くいだおれ等のお店に食べに行く、憧れと思いでの場所だったはずなのですが、いつのまにか、東南アジア観光客に明け渡してしまったようなのです。

 

 

道頓堀の魅力が無くなったのでしょうか、それとも、道頓堀を楽しむだけの余力を失ってしまったのでしょうか。

 

最近、様々な小売業の方からお伺いする、『物が売れなくなった・・・』という話と照らし合わせると、道頓堀さえも維持する消費を消失したのかもしれません。

 

中国人等の東南アジア観光客の、旺盛な購買意欲と消費姿勢に誤魔化され気付かずにいるだけで、日本の消費は大変なことになっている可能性があります。

 

そういえば、ドル換算で、ここ4年の動きを追えば、国内総生産も民間給与も減少 (悪化・・・) しているのですから、アベノミクスが円安を振り回すだけの誤魔化しの政策であることが判ります。

 

実体経済は、何ら改善していないという事実を、そろそろ認識する必要があるのではないでしょうか。

 

 

 

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