令和2年、お世話になりました
経営者にとっては、本当に過酷だった1年も、あと僅かで暮れようとしています。
誰もが経験したことのない、異常な環境だった令和2年は、歴史に残る1年になったでしょう。
迎える新年は、是非、前向きに頑張れる1年にしていきたいものです。
経営者にとっては、本当に過酷だった1年も、あと僅かで暮れようとしています。
誰もが経験したことのない、異常な環境だった令和2年は、歴史に残る1年になったでしょう。
迎える新年は、是非、前向きに頑張れる1年にしていきたいものです。
年の瀬も押し詰まり、あと数日を残すのみとなりました。
このタイミングで、懸案であったM&Aの案件が、ようやく成立してホッとしています。
途中、諦めかけたこともありましたが、何とかなると踏ん張ったことが結果につながり、お客様もクリスマスとお正月をノンビリ楽しく過ごせることが出来ます。
事業再生や経営危機の打開において、今後、M&Aは重要なキーワードであり、欠かすことのできない手法となるでしょうから、本当に良い勉強をさせていただくことが出来ました。
中小零細事業者は、日々、事業を続ける中で、様々な問題が発生するのではないでしょうか。
そして、大きな企業とは違って、そんな問題を、事業者自らの力で解決しなければなりませんから大変です。
しかし、問題の内容によっては、自らの力で解決できないことも少なくないでしょうから、様々な専門家に相談をされることになると思います。
そんな時、どの専門家に相談するべきなのかとか、費用を掛けて専門家に相談して本当に効果が得られるのかなど、専門家に相談するのも簡単ではないのです。
この4月に、民法が改正をされたのですが、それをご存しない経営者が随分と多い様です。
今回は、債権法に関しての120年振りの改正であり、中小零細事業者にとっては無関心でおられる内容ではありません。
契約に関することや、連帯保証人や時効など、中小零細事業者の日常の経営において、常に関わりのあることばかりですから、改正の具体的な内容について知っておく必要があります。
コロナウイルスの影響が大き過ぎて、改正についての周知が図れなかったところもありますが、そろそろ知らなかったでは済まないタイミングになるのではないでしょうか。
倒産という言葉に対して、経営者は言いようのない不安を抱いておられでしょう。
自分の分身ともいえる事業が、倒産により継続できなくなるのは当然のこと、その影響により資産は失い生活さえも脅かされるかもしれないからです。
この得体のしれない怪物は、不安というよりも恐怖に近いのかもしれません。
しかし、その恐怖や不安は、根拠のない妄想なのかもしれないのです。
銀行などの金融機関は、取引先の資産を、どこまで把握しているのでしょうか。
金融事故になると、どこにどんな資産があるのか、金融機関は全て把握をするのだろうと考える経営者も少なくありません。
その結果、全ての資産が、債権者である金融機関に差押えをされてしまい、無一文になってしまうというイメージがあるのですが、これは不安に対する妄想だといえるでしょう。
今年の4月1日に民法が改正されるまでは、たとえ金融機関でも、簡単に債務者の資産を調べて把握することなど出来なかったのです。
とうとう、借金の返済ができずに期限の利益の喪失をし、金融事故になってしまいました。
当然のことでしょうが、銀行などの債権者は、返済について厳しい追及をしてくるようになり、心身ともに追い詰められています。
あるコンサルタントに相談すると、『そんなもの、放置しておけば大丈夫・・・』とアドバイスされました。
ところが、アドバイスとおりに連絡を無視して放置すると、債権者からの連絡は回数も増え、自宅にさえ訪れてくるようになってしまいましたが、本当に放置して問題ないのでしょうか・・・。
『リスケジュール中でも、新規融資は不可能ではありません・・・』と言いえば、金融に詳しい経営者には馬鹿にされるかもしれません。
約束通りに返済が出来ない債務者に、あの金融機関が、新たな融資などするはずがないといわれるでしょうし、冷静に考えればその通りなのです。
しかし、周りを見渡せば、リスケジュールをしているはずなのに、追加融資を受けられた事業者があるのです。
このコロナ禍においては、リスケジュール中事業者でも、当たり前の様にコロナ関連融資をしてもらっていますから、どうも合点がいきません・・・。
ご存知でしょうか・・・?
銀行などの金融機関が、貴方をランク付けしていることを。
もちろん、勝手にランク付けをしているわけではなく、『金融検査マニュアル』という金融庁の設定した基準に則って、融資先である貴方にランクを付けているのです。
自分がどの様なランクなのかは興味深いところですが、金融機関の担当者に聞いても教えてはくれませんので、債務者としてのランク付けについて考えてみたいと思います。
金利と利息と利子について、使い分けができるでしょうか。
3つとも同じ様に思えますが、意味合いは微妙に異なります。
お金を借りたり預かった者(債務者)が、お金を預けたり貸したりした者(債権者)に対して、元本にプラスして支払う金額の割合が、金利になります。
お金を貸したり預けた者(債権者)が、債務者から元本にプラスして受け取るお金のことが利息です。
そして、お金を借りたり預かったもの(債務者)が、元本にプラスして債権者にお支払いするお金が利子ということになります。