いったい、資金繰りが厳しくなってから、何年が経つのでしょうか。
倒産という言葉が、脳裏をかすめるようになってからでも5年は経つと思います。
この間、経営者として、本当によく頑張って来られました。
商売の恐ろしさを十分に経験することが出来て、人の裏表も散々に見せつけられながらも、最善の努力を続けてこられた数年間でしたが、そろそろ、力を抜かれてもいいのではないでしょうか。
会社を守るため、再生を果たすため、経営者として出来うる限りの取組みをされてきました。
中小企業再生支援協議会による二次対応への取組みは、今後の展開に大きな夢を抱くことが出来たのです。
デューデリジェンスや経営改善計画の策定に、大きな費用は発生しましたが、公認会計士や中小企業診断士などのアドバイザーと常に連絡を取り合い、様々な指導や資料作成をしていただきました。
詳しい指導や立派な資料は、会社の再生を感じさせるには十分だったのですが、現実的には、なかなか結果には繋がりませんでした。
3年間の2次対応期間、業績は改善するどころか、ますます悪化をしていきます。
判ったことは、対応してきたことは実態に即した経営改善でも再生への取組みでもなく、アドバイザーの指導や作成資料は建前に終始したもので、何ら具体性の無い机上の空論だったということです。
金融機関の紹介で、認定支援機関であるコンサルタントにも依頼しました。
メインバンクの紹介ですから期待し、再度のデューデリジェンスや経営改善計画の策定への投資も惜しまず、様々な指導も受けましたが、何ら良い方向に向かうことはありませんでした。
有利子負債の圧縮を根拠に、所有不動産も半ば強制的に処分させられましたが、関連会社に仲介をさせて高額の仲介料を得るのが目的だったようです。
要は、コンサルタントとは名ばかりの、金儲けだけが目的のコンサルタントに振り回されただけの事でした。
重要な事業部門を担当する取締役が、続けて2名、厳しい環境の中で突然退職をしました。
これから経営改善に取組もうという状況において、自らの責任も義務も放棄し、後ろ足で砂を掛けるように去っていったのです。
モチベーションを上げるために、何とか従業員の給料を上げる方法はないかと試行錯誤も続けましたが、そんな経営者の努力など理解されるはずはありません。
将来の希望を喪失した従業員の対応は、更に厳しく露骨になっていきました。
いったい、誰のために頑張ってきたのでしょうか。
ここまで、何のために頑張ってきたのでしょうか。
経営を続けるために、ここ数年、自分の事は全て棚上げにしてきました。
報酬もほとんど得ずに、生活も含め自分を全てを犠牲にしてきたのは、事業を守り、従業員や仕入先を守るためだったはずなのです。
しかし、そんなこと、誰も理解してくれてはおらず、今さら主張しても仕方がないのでしょう。
これだけ一途に頑張って来られたのですから、そろそろ、見方を変えて、自分のことを中心に考えてはいかがでしょうか。
経営者としての立場もプライドも忘れ、人として生きることに主眼を置き、経営者自身のこれからの人生を考えた対応をとられてもいい頃だと思います。
それが、結果として、従業員や仕入先などの社会的弱者を守ることにもなるのです。
事業を単純に継続させることだけが、選択肢ではありません。
経営改善で再生させることだけが、残された方法でもないでしょう。
他にも、向かうべき道や、選ぶべき選択肢は存在するのです
全てを、諦めろというのではありません。
これからの人生のために、新しい方向に踏み出すべきだろうと思うのです。
人のためだけに事業を考えるのではなく、自分のために事業を考えてみてください。
そうすることにより、新たな視野が開けて、展開が画期的に改善するはずなのです。
既に、そんな環境ではないでしょうか・・・、もう、十分に頑張って来られたのですから・・・。
詳しい内容は、ホームページをご覧ください,
↓
↓ランキングです クリックして応援してください
人気ブログランキングへ
ランキングです クリックして応援してください
↓