今、経営者が考えること・・・


中小事業者の混乱は、日々、増すばかりの状況です。

『いったい、どうすればいいのか・・・?』という、お問い合わせが増加しています。

コロナウイルスという、未経験の原因による景気悪化は、十分な知識をお持ちの経営者さえも混乱に陥れるほど、難しい環境だということなのでしょう。

先の見えない景気悪化局面において、まず我々がなすべき取組みは、資金繰りを確保するために、あらゆる手段を講じるということに尽きるのではないでしょうか。

 

『コロナ特需が発生しました・・・!』・・・顧問先から、この様なご連絡をいただきました。

そのお仕事は、マスクの製造業者でなければ、消毒薬のメーカーでもなく、少し大型の書店を経営されています。

書店は、典型的な構造不況業種であり、様々な対策の効果も薄く、長年、業績低下に苦しめられてきました。

ところが、政府が、イベント等の自粛を要請しだしてから客足が増加してきました。

そして、3月2日、公立小中高校が休校になって以降、参考書や漫画の売上が極端に増えてきたとのこと。

休校で、時間を持て余した子供たちが、本を見に来て、買ってくれるようになり、今までの売り上げ増加対策は一体何だったのかと思わせる様な盛況ぶりとのことです。

イベントや集会の自粛対象から外れているパチンコ屋さんなども、大繁盛とのことですから、コロナウイルスは、マイナスの悪影響だけではないようです。

しかし、総論として、驚くほどに景気が悪化しているのは間違いありません。

顧問先様など、多くのお客様が、想定外の景気の急激な悪化に、どう対応すればいいのか悩んでおられます。

大多数の業種や業界において、この突然の環境の激変に、対応を苦慮しているのです。

では、景気が悪化を続ける、先行きの読めない環境において、中小事業者はどの様に自己防衛を図ればいいのでしょうか。

過去の景気悪化期を紐解けば、その答えは、簡単に見つけ出されます。

資金繰りを確保すること、当たり前のことですが、この答えに尽きるのです。

バブル崩壊の突然の不況は、過去に経験したことのない規模で、日本を不況の海に沈めました。

いつ浮上するかも判らない環境の中で、生き残るために精一杯の努力をしましたが、多くの中小事業者は沈没をしていきます。

しかし、全ての中小事業者が沈没したわけではありません。

資金繰りを確保できた中小事業者は生き残れたのです。

生き残った中小事業者は、ライバルが減少したブルーオーシャンにおいて、需要が回復するとともにシェアを大きく拡大させることが出来ました。

未曽有の不況といわれたリーマンショックは、世界規模で景気を悪化させます。

それも、リーマンブラザーズの破綻を引き金に、一気に、世界景気をどん底に突き落としたのです。

日本も、奈落の底に突き落とされたのですが、倒産した中小事業者は、それほど多くありません。

何故ならば、中小企業金融円滑化法が施行され、金融機関融資の返済条件の変更(リスケジュール)が認められたからです。

この市民権を得たリスケジュールにより、多くの中小事業者は元本返済の棚上げをすることで、資金繰りを確保することが出来ました。

資金繰りが確保できたことにより、倒産を回避することができて、結果として、日本経済は早い段階で立ち直れたということになります。

 

先の見えない景気低下の環境において、中小事業者のすべきことは、事前の資金繰り確保対策を実施するということに尽きると思います。

それも、今よりも景気は低下するという前提の中で、先手先手の対策が求められるでしょう。

政府も、この必要性を理解しており、『資金の確保』対策と『支出の抑制』という資金繰り確保の2大キーワードにおいて、既にしっかりと対策を実施しようとしています。

この、政府の用意する施策について、次々回のブログにおいてご紹介をしたいと思います。

 

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