経営危機を打開しよう思えば、浅くてもいいので、広い知識を持つようにしてください。
経営危機打開の手続きには、それぞれに因果関係があり、その関係を理解して取り組むことが大事なのです。
そんな関係を考慮せずに、断片的で一方的な対応をすれば、良い結果を得ることなど難しいでしょう。
経営危機の全体像を捉え、総論的な対応をすることが、経営危機では効果的なのです。
支払えなくなったら、支払うのを止める・・・
代位弁済すれば、何のリスクもなく資金繰りは楽になる・・・
債権者から督促の連絡があっても放置すればいい・・・
経営危機打開の場面において、こんな一方的で強引な対応を進める専門家が増えているようです。
しかし、債務者の身勝手な都合だけが通用するほど、現実の経営危機での取り組みは甘いものではありません。
金融機関などの債権者は、債権回収のプロであり、感情を有する人間なのです。
立場を変えて考えれば、子供でわかる理屈ですが、そんな債権者が、債務者の身勝手な一方的で極端な行為を黙って許すはずなどありません。
経営危機を、上手く打開しようするならば、必ず債権者への配慮も必要になるということになります。
たしかに、我々も、同じような指導をすることがありますが、根本的に異なる大事なポイントがあります。
それは、その行為に取り組む場合、何故その行為に取り組むのかという根拠と、どんな弊害や副作用,リスクが発生する可能性があるのかまでを事前にご説明することです。
根拠やリスクまでをしっかりと理解し、十分に納得したうえで対策として実行していただくようにしています。
この理解と納得が前提になることにより、債権者への配慮が可能になるといえます。
債務者の都合だけで、全体像を理解せずに取り組めば、いずれは、もっと大きな負担が発生するというのが経営危機なのです。
債権者も含む、全ての関係者に配慮する対応を、基本姿勢とすべきだと思います。
経営危機では、どんな状況であろうとも、打開すべき対策は存在します。
必ず方法がありますから、心配することはないのですが、より良い結果を得るためには、経営危機での全体像を理解したうえでのバランス感覚も必要なのです。
何を優先するのか・・・
何が大事なのか・・・
そのためには諦めも必要・・・
優先すべき目的を、結果として得るためには、何かを切り捨てることも必要だと考えることが必要でしょう。
健全な経営状況でも、経営者が想定するように、全てが上手くいくはず等ありません。
ましてや、経営危機という厳しい環境なのですから、結果を得るためには取捨選択が必要となるのです。
経営危機を打開しようとするのですから、ある程度、強引なことをするのは仕方がありません。
しかし、必ず、債権者やその担当者の立場についても配慮した対応が、経営危機をスムーズに打開する重要なポイントなると思います。
バランス感覚を欠いた、一方的な取り組みは、状況を極端に悪化させる可能性が高いのです。
どんな状況にあろうとも、ソフトランディングを目指した取り組みをする方が、良い結果を得られると考えてください。
詳しい内容は、ホームページをご覧ください,
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