私ごとですが、この仕事を始めて、14年目になりました。
そして、ご相談をさせていただいた件数が、遂に累計1000件を超えました。
1000件という件数が、多いのかどうかは別として、私にとって貴重な数字であるのは間違いありません。
仕事を振り返り、ここまでよく頑張れたというのが正直な気持ちです。
平成15年2月に、経営危機・会社再生のコンサルタントとして事業を開始しました。
開業当初、こんなに長続きするとは思いもよりませんでした。
事業を始めたのですから、健全な経営を継続したいというのは当然ですが、全てが不安だらけの出発です。
自分なりに、5年間に亘り、債務処理について猛勉強したとはいえ、あくまでも独学ですから、どこまで受け入れられ、通用するのか判りません。
また、お客様であるご相談者を、どの様に探すのかという大きな問題も抱えての出発でした。
コンサルティングについては、小口先生のご指導もいただきながら、自分なりの手法を確保してはいましたが、時代が良かったのだと思います。
当時は、会社の再生や債権債務処理について相談する専門家が少なく、知識や情報もまだまだ知られていない環境だったのです。
広報手段として、インターネットでホームページを立ち上げたのですが、『倒産』,『相談』,『会社再生』,『リスケジュール』などの検索キーワードで、すぐにトップページに表示されるという、今では信じられない様な効果です。
その結果、ホームページを立ち上げると、すぐにご相談の申し込みがありました。
初めてのご相談は、随分と緊張していましたことを、今でもはっきりと覚えています。
幸い、私自身の事例とよく似た内容でしたので、問題なくアドバイスをさせていただくことが出来ました。
その後も、継続的にホームページから新規ご相談の申し込みをいただくことができましたが、十分な仕事量ではありません。
それを補うべく、専門書を出版したり、DVDを発行したり、税理士さんに営業をかけたりすることで、現在まで、何とか事業を維持できたのだと思います。
ただ、ある程度の仕事は確保できても、収益に余裕が持てる様な事業ではありません。
本当に資金繰りの厳しいご相談者がほとんどですから、儲かるはずなどないのです。
開業当初から、儲けては駄目な事業なのだと、自分なりに納得はしていたのですが、子供の教育費を考えると頭を抱えることもあります。
それでも、14年目に入ることが出来て、1000件というご相談件数をいただけたということに感謝しており、良く続いたものだと信じられない気持です。
ここまで、事業として継続できたことが、自分でも不思議なぐらいなのです。
経営者の人生に寄り添った、特異なスタンスのコンサルティングで、焦点を絞り込んだ独特のアドバイスを続けてきました。
それが、本当に、社会的弱者や家族を守りたいと、考えおられる経営者に理解していただけたのかもしれません。
そして、1000件のご相談件数で、自殺者を1人も出していないことと、破産を選択された方が僅か7名だという事を、少し自慢をさせていただきたいと思います。
これで終わりではなく、さらにスキルアップして経営危機の打開に取組んでいきます。
専門家からも見放され、経営危機に溺れそうな経営者に、沈むことのない手を差し伸べられるコンサルタントでありたいと思います。
過去に深く感謝し、未来に思いをはせる、それが1000件という分水嶺なのでしょう。
今後とも、宜しくお願いをいたします。
詳しい内容は、ホームページをご覧ください,
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