えっ、どうして・・・?
なぜ、この状況でそんなことを考えるの?
まだ、経営改善に取組んでもおらず、経営危機を打開する様々な方法は残されているのです。
そんな、何もしてない状況で、何故、経営を諦めようとされるのでしょうか・・・?
知識が無いというのは、本当に怖いことです。
まだまだ、経営改善をして再生ができる可能性があるのに、倒産をするしか方法はないと思い込んでおられるのです。
これから、資金繰りを確保して、様々な対応策に着手すべきタイミングなのに、何もせずに破産を選択しようとされているのですから驚きます。
これは、大きな勘違いなのです。
これからの人生を、大きく狂わせかねない判断になります。
多分、真面目すぎるぐらいに仕事だけの人生を送られ、そんな最低限の知識さえも勉強される暇はなかったのだろうと思います。
ご相談に来られた経営者も、そんな真面目そうな経営者でした。
酒も博打もやらず、一生懸命に仕事だけに没頭をされてこられたのでしょう。
社長自身は二代目ですが、業績を大きく向上させて来られましたし、会社も、業界でそれなりの地位を築かれました。
驚くぐらい利益の出た頃もあったのです。
しかし、時代が変わってしまいました。
実力のある経営者が頑張っても、構造不況で業績を上げることが出来ない時代になっていたのです。
みるみる業績は悪化し、気が付けば資金繰りの確保も難しい状況になっていました。
今月末の、金融機関の借入が返済出来ないまでになり、経営者は判断するしかなくなりました。
もはや『破産』するしかない・・・と。
そんな状況で、友人の経営者のご紹介により、私どもにご相談に来られたのです。
既に、税理士さんから紹介された弁護士さんにも相談に行かれ、『破産しか方法はないだろう』ということで方向性は確定され、具体的に手続きに入る寸前でした。
決算書や試算表等の資料を確認しますが、なかなかの好業績です。
僅かですが純利益もあります、債務超過にもなっておらず、他のご相談者の厳しい財務内容に慣れてしまった私の眼では、立派な業績を確保されているようにしか写りません。
ただ、有利子負債が多いのと、流動性が低いことが気になる財務内容で、販管費は直近3期においてほとんど変動しておらず、経営改善には着手されていないことが判ります。
そして、何よりも、返済猶予をされていないのです。
有利子負債の多い財務内容で、その借入返済負担により資金繰りが厳しくなっているのに、返済猶予をされていないのは驚きます。
経営者は、返済猶予をご存知なかったのです。
これは、間違いなく可能性があります。
返済猶予を活用し、借入の元金返済を棚上げすれば、十分に資金繰りは確保出来る状況なのです。
普通に経営改善に着手し、経営危機打開に取組むことにより、破産など全く必要なく、倒産の恐れさえほとんどない状況だといえます。
経営者は、借入返済ができなければ、破産しか方法が無いと思っておられたのです。
周りの相談した人間も、倒産するか破産するしかない状況だ判断をされたそうです。
これからなのです。
返済が出来なければ、経営破綻ではありません。
これから、本当の資金繰りに取組み、時間的猶予を確保して、経営改善に取組まなければならないのです。
まだ、何も諦める必要など無く、経営者の本領を発揮するのはこれからなのです。
詳しい内容は、ホームページをご覧ください,
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