手形のジャンプ・・・
究極の資金繰り対策として、手形のジャンプがあります。
大きな効果が期待出来ますが、取組むリスクも大きなものになります。
信用不安という副作用が流れれば、経営破綻にも直結しかねないのです。
他に、効果的な資金繰り方法がなくなった時に、はじめて、支払手形のジャンプへの取り組みは意味を持つという、最終最後の資金繰り手段だといえるのでしょう。
究極の資金繰り対策として、手形のジャンプがあります。
大きな効果が期待出来ますが、取組むリスクも大きなものになります。
信用不安という副作用が流れれば、経営破綻にも直結しかねないのです。
他に、効果的な資金繰り方法がなくなった時に、はじめて、支払手形のジャンプへの取り組みは意味を持つという、最終最後の資金繰り手段だといえるのでしょう。
金融機関の担当者も人の子だということなのでしょう。
損得勘定が判断基準のはずでも、限界を超えれば、感情をむき出しにして対応してきます。
損得勘定など関係なく、結果として損をするのが判っていても、手間暇をかけて債務者を追い詰めようとするのです。
ドラマの中だけと思っていた債権回収方法が、現実の世界でも繰り広げられます。
『えっ、それでは話が違う・・・。』
金融機関の担当者に、悪意があるわけではありませんが、融資をお願いする場面では、騙されたような結果になることが少なくありません。
担当者の言葉を、都合よく捉え過ぎた結果なのでしょうが、健全な経営状況での融資話なら大きな問題にはなりません。
しかし、資金繰りに切迫したような厳しい経営状況で、この様なことが起きると、破綻に繋がりかねません。
そうならないために、経営者は自ら予防するという意識で、期限を切った取り組みが大事になります。
昨日に、初回のご相談をしたばかりの経営者から、経営改善の取り組みの件でご連絡をいただきました。
『経営改善に取り組むにおいて、私の車を処分して、会社の軽四輪に乗ろうと思います・・・。』
このお話の内容は、経営改善を成功させるにおいて、極めて重要なキーワードになりますから驚きました。
これから取り組む経営改善では、雇用面においてもリストラに着手することになり、従業員に大きな様々な負担をかけることになります。
従業員に負担をかける状況において、まずは経営者である自分から率先垂範して変わろうという姿勢には、凄い経営者だと思うしかありません。
経営危機の打開は難しいものではありません。
経営改善は難しいものですが、経営改善の結果が経営危機の打開ではないからです。
現在の会社や経営形態のままで、経営改善をして経営危機を打開するのは簡単ではないでしょう。
しかし、必ずしも、現経営形態で事業を再生させることだけが経営危機の打開ではありません。
抱いた不安をなくし、経営者や従業員などの将来を確保することができれば、違った形態でも事業を継続することで、十分に経営危機を打開したといえるのではないでしょうか。
父親の保証債務の件で、信用保証協会から請求が届きました。
会社を経営していた父親は、3年前に亡くなっています。
会社の経営は厳しかったようで、相続すべき資産は何も残っていなかったため、相続放棄もせずに放置をしていました。
ところが、父親の会社が銀行から借入していた借金が、事故になって信用保証協会に代位弁済をされていたようで、今頃になって相続人に請求してきたのです。
銀行は、債務者に対して、微妙な表現をするのが好きなのかもしれません。
知識の少ない経営者が、銀行にとって都合の良い誤解するような、微妙な表現を使うこと少なくはありません。
リスケジュールに始まる、経営の厳しい状況においての交渉では、債権者としての立場で、詐欺的ともいえる表現を活用してまで、債権回収を保全しようとしてきます。
金融機関は、債権の回収が最優先ですから、そのためであれば、融資先の経営や経営者の生活など関係なく、証拠さえ残らなければ、詐欺的な対応も使ってくることも珍しくありません。。
毎年、年明けに、年に一度だけ、お顔を見せてくださる元ご相談者がおられます。
今年も、突然のドアのノックと共に、懐かしい笑顔を見せてくださいました。
当時は製造卸の家業を経営されておられ、破産を覚悟されてご相談に来られました。
しかし、従業員や取引先のことなどを考えて、任意整理での対応を選択し、7年ほど前に事業を整理されました。
自宅などの有用な資産は、最後まで有効に活用したり、一部は保全することもできて、今は、家業を継ぐ前に勤めていた、元の職場である大手企業で部長をされています。
会社を整理した経営者が、以前に勤めていた職場に戻り、部長になるというのも凄いことですが、その会社が一部上場会社ですからビックリです。
そんな方が、毎年、律義にもご挨拶にお見えいただくのですから、もっと驚いてしまいます。
最近は、景気を予測することが難しくなった様に感じます。
検討すべき要素が増えただけではなく、企業規模や業種によって、景気の捉え方が大きく異なる様なのです。
たとえば、このアベノミクスという好景気かにおいて、この1年間で、出版業界の新規ご相談が5件もありました。
弊社のご相談者は、経営が厳しい方がほとんどですから、事業者数の少ない出版業界において5件というのは、異常ともいえる多さで、出版業界の厳しさが切迫しているといえるのでしょう。
ここ20年ほどで、お正月の風情も、随分と変化してしまったのかもしれません。
昔は当たり前だった、お正月の『国旗』掲揚や、『しめ縄』は随分と少なくなってしまいました。
室内でのゲームに押され、屋外で『羽子板』や『凧揚げ』,『独楽回し』で遊ぶ子供達を見掛けることなどもなくなりました。
日本の伝統文化の典型であるお正月の風情は、時代に合わせて変化するものではないはずなのですが・・・。