詐害行為について考える・・・

 

詐害行為・・・。

 

この仕事をしている以上、常に頭に入れておきたい言葉です。

 

経営危機に陥った経営者が、次の人生を確保するため、事業の維持や生活の確保に必要な資産を守ろうとされるとき、詐害行為について十分に理解しておく必要があります。

 

会社再生を目指すときや、経営危機を打開する場面において、この詐害行為の意味をはき違えた対応をしてしまえば、守れるはずの貴重な資産を喪失するようなことになってしまいます。

 

そんな詐害行為について、一度、じっくりと見直してみたいと思います。

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アベノミクスの実体・・・

この仕事を始めて、新聞記事の切り抜きを続けていますが、読み返すと経済の実体が理解できます。。

仕事に関する、経済の主だった動きを中心にスクラップしてまとめており、時折、過去の新聞記事のスクラップを読み返すと、経済の動きの不思議さに触れることができます。

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破産しかない、という判断・・・?

 

資金繰りが悪化し、経営の先行きに暗雲が立ち込めると、経営者には『破産』という言葉が脳裏をかすめます。

 

資金繰りが破たんし、経営の継続が不可能になると、破産を選択するしかない状況だということなのでしょう。

 

しかし、現実は、経営破たんとなって、倒産として扱われるようになるだけです。

 

それを破産と言うのではと思われる方もおられるでしょうが、経営の継続が不可能になると勝手に破産をするものではなく、申し立てによってなされる法的な整理の手続きが破産なのです。

 

当然に、倒産と破産と同義ではなく、破産は倒産の一部だということができます。

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理論と実践のギャップ・・・

もう何年になるのでしょうか。


経営危機に陥り、四苦八苦しながら資金繰りの算段をし、経営を維持するために持てる力の全てを費やしていました。

30歳代の後半から40歳代前半にかけての、5年間ほどの期間、資金繰り対策で精神的に追い込まれながら、何とか経営危機を打開しようと前向きに努力したのです。


どうすればいいのか判らず、本屋に足を運んで関連する書籍を探したのですが、当時は経営危機打開や会社整理,債務整理に関する書籍は売っていません。

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