危機打開の基本・・・
最近は、ギリシャ危機に関連するニュースを見ない日はありませんね。
たしかに、世界経済に大きな影響を与える可能性があり、中国のバブル崩壊と合わせて、今、目を離すことはできない様です。
もし、悪い方向に向かえば、アベノミクスで見せかけの景気回復をしている日本経済など、一気に景気後退局面になってしまいます。
これから、いったいどうなるのか、不安と共に興味は尽きないところです。
最近は、ギリシャ危機に関連するニュースを見ない日はありませんね。
たしかに、世界経済に大きな影響を与える可能性があり、中国のバブル崩壊と合わせて、今、目を離すことはできない様です。
もし、悪い方向に向かえば、アベノミクスで見せかけの景気回復をしている日本経済など、一気に景気後退局面になってしまいます。
これから、いったいどうなるのか、不安と共に興味は尽きないところです。
『これからの事を考えると、本当に不安で、鬱病のような状態になっています。』
初めてのご面談で、この様に訴えられるご相談者は少なくありません。
この状況を放置すると、本当に鬱病になってしまったり、耐えきれないほどの不安に押しつぶされそうになってしまうのだと思います。
経営危機での無知は、最悪の結果に導かれる可能性があるのです。
兄弟といのうは、難しい関係です。
子供の頃は、喧嘩をしても仲の良い兄弟です。
大人になっても、まだ若くて独身の頃は、一緒に育った頃のまま関係で、大きな問題などありません。
ところが、結婚して家庭を持ち、子供でも生まれると、その関係には変化が見られるようになるのです。
前回のブログで、大事なところを間違えてしまいました。
AさんとBさんの書き間違いで、結果、全く逆の意味なってしまい、?マークを持たれた方も多いと思います。
訂正すると共に、お詫びいたします。
経営危機で、最も、その動向が図りにくいのは従業員だろうと思います。
それぞれの従業員さんの性格や考え方で、経営危機を知ってからの対応は大きく変化するようです。
したがって、方向性などを一括りにはご説明できませんので、展開の可能性としてご紹介したいと思います。
仕入業者や外注業者などの取引先とは、利害関係で結ばれています。
彼らは、商品を提供することにより、収益を確保しようとする関係ですから、得意先が経営危機に陥ると、真っ先に対応を変化させるように思われます。
金の切れ目が縁の切れ目という、そんな感じの関係のように思われるのですが、現実は、そんな手の平を返す様な事例は多くないようです。
商売において、『得』か『損』か、というのは重要な判断基準であり、金融機関などは如実にこの価値観で判断をしてきます。
一般の取引先業者も、当然にこの基準は重要な要素なのですが、金融機関とは違い、人としての感情が優先するところがあるようです。
日頃から、得意先への感謝の気持ちがあれば、損得よりも優先する対応をとることが少なくありません。
得意先とのお付き合いが、何十年に亘るものであったり・・・
今まで、ずっと健全なお取引をしていたり・・・
経営者からも、いつも誠意ある対応をしてもらっていたり・・・
この様な、良好な関係が存在すれば、経営危機に陥ったからと言って、即座に手の平を返す様な対応はなかなかとらないものなのです。
今までの、取引先への姿勢が、結果として如実に表れてくるのです。
資金不足で、取引先に支払条件の変更をお願いする場合、そんな簡単に了解してくれるとは思えません。
たしかに、取引先にも資金繰りがありますから、無条件で了解してくれるものではないでしょう。
しかし、今までの関係が健全であれば、想像以上に前向きに対応してくれることが多いものなのです。
倒産されるよりは、支払を猶予した方がましだという、損得勘定も働くのかもしれませんが、人としての感謝の気持ちがもっと大きく作用しているのだろうと思います。
債権者集会なと、倒産に絡む場面においても、損得よりも優先した人の情を取引先に見ることは少なくありません。
倒産をすると、得意先への売掛債権は、ほとんど配当も実施されず、大きな損失を被ることになりますから、本来であれば、恨みつらみの表現して当然だろうとも思います。
実際、得意先の経営者に対して、罵詈雑言を投げつける得意先も散見しますが、けっして多くないのです。
逆に、経営者のその後の生活を心配したり、今までの感謝を述べられる取引先は少なくありません。
ある債権者集会が終わり、参加者を見送るために頭を下げ続けておられる得意先の経営者に、下請と思われる初老の職人さんが歩み寄り、
『 社長、本当に長い間お世話になりありがとうございました。また、必ず、戻ってきてくださいよ。 』
涙を流しながら、頭を下げてお礼と励ましの言葉を述べられたのです。
私は、この光景を傍で見ていたのですが、思わず貰い泣きをしたことを忘れられません。
弁護士さん抜きの、任意の債権者湯集会で、紛糾することも予想されたのですが、何ら揉めることもなく僅か30分程で終了したのは、経営者のお人柄だったのでしょう。
当然、逆の作用が見られる事例も存在します。
取引期間が短かった場合や・・・
常日頃から、無理な要求をしてきた場合・・・・
高圧的で、約束を守らないことが多かった場合など・・・
こんな、人として批判を受ける様な対応をしてきた場合は、損得を最優先した対応をとられることになります。
ここぞとばかり、今までの恨みを晴らすかのように、厳しい対応をとられることになるのです。
金融機関と違い、素人は取り立てが厳しくなります。
整理をするときなどは、こんな取引先は、債権者一覧から消しておきたいものです。
経営危機に陥っても、取引先が即座に手の平を返した対応をしてくるとは限りません。
会社としてのそれまでの対応が、結果として表れる場面であり、経営者が経営者としての資質を実感させられる場面でもあるのです。
経営者は、このことを念頭において、人として常に謙虚な経営を心掛けるべきなのでしょう。
詳しい内容は、ホームページをご覧ください,
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ひょっとすれば、大きな間違いを犯しているかもしれません。
親しい友人が、『お前のブログを読んでいると、銀行マンは悪い奴ばかりやなぁ・・・』と呟きます。
それは、大きな勘違いなのです。
当然に、そんな悪い奴ばかりではありませんから、もしも、私のブログを読んでいただき、その様にとられるなら素直に謝るしかありません。
ブログでご紹介する内容について、面白可笑しく脚色するつもりはありませんが、ご理解いただきやすいように判り易く表現をするようにしています。
そのため、少し大げさに表現してしまうこともあります。
その結果、黒か白か、悪いか良いかという両極において、表現をまとめようとするのです。
金融機関が手の平を返すというテーマのブログにおいて、その事例をご紹介する場合、当然に手の平を返した事例ばかりを紹介することになります。
健全経営時は、いつも好意的に接し、様々な支援をしてくれていた金融機関が、経営危機に陥ると、手の平を反して厳しい姿勢を見せてくるという内容ですから、客観的に見れば金融機関は悪い奴と映るのだろうと思います。
しかし、これは、悪い奴だからではなく、金融機関としては当たり前のことなのでしょう。
金融機関は、お金を貸して利益を得る仕事であり、金融のプロなのですから、貸したお金を回収して損をしないことが大事なのです。
回収することにより、回収先の資金が破綻しようが、もっと悲惨な状況になろうが、それは関係のないことであり、貸したお金を回収できれば万事オッケーというのが金融機関の実体だといえます。
この当たり前の現実を、お金を借りる側は、十分に認識する必要があるということなのです。
手の平を返すのが悪いことではないとはいえ、私は、最後まで手の平を返さす、貸付先を支援した金融機関の事例を知りません。
この仕事を初めて14年目に入り、1000件ほどの経営危機案件に対応してきましたが、いまだに、自行が損をしてでも、融資先企業を支援しようという金融機関に出会ったことはありません。
これは、驚くことではなく、営利企業として当然のことなのです。
自行の利益と、融資先企業の事業継続を秤にかければ、自行の利益の方が重いのは当たり前であり、これが、金融機関の論理なのです。
では、経営者の命と、金融機関の僅かな利益と、どちらが重いのでしょうか。
我々の基準であれば、経営者の命が重いのは当然のことです。
しかし、金融機関は我々とは価値観が違いますから、当然に求めるものも違い、その答えも違うものになると思います。
そういう金融機関の論理原則に振り回されれば、経営者として間違った展開を選択することになってしまうのです。
中小零細企業の経営者は、我々と同じ価値観を持たれるべきなのですが、現実には、多くの経営者は、金融機関と同じ価値観で判断しようとされます
金融機関は、正義の味方だと信じているからです。
その結果、気が付けば、丸裸にされた自分がいるということになののです。
そうそう、今回のブログは、金融機関は悪い奴ばかりではないという内容でした。
私の知る範囲でも、ごく僅かですが、善良で尊敬できる素晴らしい方もおられるようです。
ただ、そんな方々は、早い段階で外部に出向に出されたり、いつまでも出世できなかったりというパターンのようですね。
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私は、女性に関する問題は苦手です。
苦手というよりも、もっとも嫌いで避けたい分野なのかもしれません。
青春時代から、女性にモテなかったために、勝手に硬派銀次郎を気取っていたほどですから、私に女性の事を聞かれてもお答えする自信が無いのです。
しかし、この仕事は、けっこう女性に関わるご相談を受けることが多くて、その点は大変なのです。
『 話が違う!』
『 そんなことされたら、会社は潰れるしかない!』
しかし、今さら、そんなことを言っても遅いのです。
銀行の本性を知らずに、債権回収に入っている銀行を信用した貴方が悪いのです。
『 手の平を返す 』という言葉をご存知だと思います。
言葉や態度が、それまでとはガラリと変わることを意味し、否定的やネガティブな場面で活用されます。
そして、経営危機の場面においては、この言葉を、経営者は散々に味わうことになります。