ご夫婦で力を合わせて、事業に取り組んでこられました。
ご主人は、社長として経営全般を司っておられます。
奥様は、経営の後方支援全般を受け持って、ご主人を支えてこられました。
この様な夫婦、中小企業では珍しくなく、ある意味、経営の理想形ともいえるのかもしれません。
奥様が、金融機関との交渉や資金繰りの対策など、間接部門を統括されてきました。
やるべき事をして、社長に対しても言うべきことは言い、ある時は社長のお尻を叩きながら経営に直接的な関与もされてきました。
そんな奥様の内助の功があったからこそ、ご主人である社長も現場の仕事に集中できたのでしょう。
ここまで事業が発展し、その一助を果たしたと、奥様に自負があって当然だろうと思います。
健全な経営環境において、理想的な経営者夫婦の関係だといえるのかもしれません。
しかし、経営が厳しくなると、奥様の内助の功について少し見直していただく必要があります。
経営危機に陥った状況であるならば、社長の精神的な負担は生半可なものではありません。
常に、気を張って不安と闘いながら、余裕のない状況で経営と苦闘されていることだと思います。
そんな時、奥様の内助の功が、更に必要となります。
ただ、健全時とは内容が異なるのではないでしょうか。
経営資料の作成など間接部門等での対応は、今までと変わりなく必要なのですが、社長の精神面での支援がより重要になってくるでしょう。
経営危機という過酷な環境で、心身ともに疲れ切った社長には、何よりも居心地の良い安らげる家庭が不可欠になります。
一瞬でも仕事を忘れることのできる家庭という環境において、内助の功を発揮していただきたいのです。
張り詰めた気持ちを緩めて、美味しい夕食をいただき、暖かいお風呂に浸かり、心地の良い布団にくるまれ、明日への鋭気を養えるのではないでしょうか。
中には、ご主人と同列で、経営の指揮を執ってこられた奥様もおられるでしょう。
しかし、経営危機においては、一歩引いて、ご主人を後ろから支えることに徹底してください。
健全経営時の延長のまま、船頭が二人になるような対応だけは避けていただきたいと思います。
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