中小企業は、経営者が思うほどに、簡単に倒産しません。
世の中、倒産までに多くのセーフティーネットが用意されており、システムとして予防されているともいえます。
経営者が継続を諦めて、倒産を選択しようとしてもなかなか倒産できない理由に、資金繰りが簡単に破綻しないということがあります。
たしかに、健全な状況での資金繰りは困難だったかもしれません。
しかし、経営危機という有事では、健全時とは違う様々な方法が存在しており、資金繰り確保の可能性は大きく広がるのです。
中には、不動産の処分や新たな借入などにより、一気に資金繰りが楽になることがあります。
想定外の資金繰り確保だともいえるでしょう。
これは、千載一遇のチャンスだといえます。
この経営危機を打開するために、このチャンスを最大限に活かしきり、積極的に再生にチャレンジしなければなりません。
当然、多くの経営者は、この神から与えられた最後のチャンスを逃さずに、再生に前向きに取り組まれます。
しかし、同時に多くの経営者が、この環境を勘違いされるのです。
少なくない経営者が、気が緩めてしまわれます。
この、想定外の資金の確保で、地獄の資金繰りから解放されて、緊迫感を失ってしまうのでしょうか。
資金繰りの苦労がない環境を満喫し、再生への取組みからも解放されようとします。
この、再生に向けての唯一無二ともいえる機会を、自ら喪失しようとされる結果は、取り返しのつかないものとなってしまいます。
経営状況は何ら改善していませんから、この油断は、経営者を更に難しい状況に追い込んでいくしかありません。
気が付けば、倒産という現実を突き付けられることになるかもしれません。
実際、経営危機に陥った状況で、もう経営を諦めようかと思うほどに資金繰りが悪化していたのに、突然に資金繰りに余裕ができることは少なくありません。
コロナウイルス禍における、様々な政府の施策もその一つだいえるでしょう。
想定外の『ゼロゼロ融資』の借入等で、多くの中小事業者が資金繰りを確保できて、倒産の危機から解放をされました。
しかし、多くの経営者が、その後に具体的な対応をしなかったために、今、大量の倒産が発生しているのではないでしょうか。
この時、この資金の意味を、経営者が理解するのは困難だったと思います。
しかし、『返済』や『経営改善』について理解し、積極的に対応していれば、多くの倒産が回避できたように思います。
経営危機において、想定外の資金が確保できた時、経営者には積極的に最善の取組みをお願いします。
これが、最後のチャンスなる可能性があるのですから・・・。
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