10000円の重み・・・


2時間ほどの初回相談で、20,000円の料金を頂戴しています。
初回相談では、カウンセリングで精神的な不安を和らげることから始め、状況を理解したうえで、具体的な方向性の提示までさせていただきます。
納得いただける内容で、コストパフォーマンスは高いと思うのですが、あくまでも私の見方であり、業界においてではという事でしかありません。
価値観は、状況や立場で変化するものですから、ご相談者の立場に立った視点で、最高のコストパフォーマンスを実現できるように、常に留意する必要があるのかもしれません。
友人二人と飲む、場末のスナック。
久しぶりに盃を共にする喜びで、時間も忘れて盛り上がるのですが、悲しきかな昔とは違います。
冷静に、終電の時間を気にしながら、デンモクで曲をリクエスト。
これが最後の曲になるかなと思いながら、水割りを一口含み、ママにお会計をお願いし、エピローグを熱唱。
いったい、いつの間にこんなに変わってしまったのでしょうか。
終電など気にせず、平気で夜中の1時2時まで飲んで、タクシーで自宅まで帰っていたあの頃は、いったい何だったのでしょうか。
あの頃と比べると、当然に年齢を重ねて体力は低下していますが、何よりも自由になるお金が減ったのかもしれません。
このアベノミクス景気で、中小企業の業績は回復傾向にあり、その反動で私の仕事は減少傾向になっています。
そして、子供2人が、私立の高校大学に通っていますから、教育費が家計を圧迫して大変な状況にあります。
結果、この環境の変化に合わせて、私も変わらなければならないというのは当たり前のことなのでしょう。
場末のスナックで、たまに飲んで歌って楽しめるという事で十分であり、タクシーで帰るなどといった無駄はせず、終電で帰るべきなのです。
今の環境,今の仕事では、たとえ1円でも無駄になど出来ないことを自覚し、スナックで飲めることを贅沢だと感謝すべきなのでしょう。
この仕事をしていると、お金の価値について、私の価値観を否定されるほどに考えさせられることが少なくありません。
経営が悪化したり、資金繰りに苦しんでおられるお客様から、ご相談の電話やメールをいただき対応が始まるのですが、初回のメール相談や15分間の電話相談は、無料で対応をさせていただきます。
しかし、短時間の単純な応答には限界があり、根本的な対応をとるまでには至りにくいといえます。
具体的なご相談をさせていただければいいのですが、資金的に余裕のあるご相談者はほとんどおられず、20,000円の初回相談費用さえお支払い困難なご相談者は少なくありません。
10,000円で相談に乗ってくれとか、今は払えないが必ず後日支払うので相談に乗ってくれなどと、要望されるご相談者も珍しくないのです。
ブログでいうべきことではありませんが、この様なご要望には、基本的にお答えをするようにしています。
真摯さが伝わるご相談者には、専門家としてお応えする義務がありますから、真剣にアドバイスをさせていただき、必ず、笑顔で帰っていただくようにしています。
後日のお支払いの約束をいただいているご相談者の中には、5000円を4回の分割でお支払いくださる様なご相談者もおられますが、最終的には、ほぼ全員がお支払いをしてくださいます。
10,000円でお約束したご相談者は、1万数千円しか入っていない財布から、少し汚れた一万円札でお支払いくださるのです。
財布には、数千円しか残っておらず、この1万円は、そのご相談者にとって本当に大事なお金であることを、私は肝に銘じなければなりません。
私が、ご相談者から頂戴する相談料は、ただのお金ではないのです。
ご相談者が、身を削ってご用意くださった、貴重なお金なのですから、無駄になど出来るはずはありません。
価値観は変わるものです。
というより、環境に合わせて、変えていかなければならないものです。
事業の資金繰りが悪化したら、高級車を安い国産車に乗り替えたり、不要な資産を処分したりして、当然に生活も質素にしなければなりません。
事業を整理した場合などは、住むところも含め、生活そのものを見直し、現在の環境に合ったものにしなければならないでしょう。
環境が変わったという事実を容認し、自らが変化して行くことが、これからの人生において必要なのだと思います。

  詳しい内容は、ホームページをご覧ください,

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