借入金の処理において、時効の活用は有効な手段だといえます。
専門家などは、債権回収のプロが、時効を成立させるはずなどないと主張されるようですが、現実とは乖離した見方だといえるでしょう。
実際の現場では、債権債務処理の手段として時効は有効に活用されていますし、最終処理においては必ず時効の出番が訪れるのです。。
時効は、法律で定められた制度ですから、活用することに抵抗感などを持たずに、堂々と取り組んでください。
ご相談者の最終的な債務処理において、時効の活用を積極的にお勧めしています。
何ら道義的に反するものでもありませんから、胸を張って積極的に取り組まれるようにアドバイスしているのです。
ただ、時効期間という長期の時間が必要であり、その間の具体的な対応が前提となるうえに、債権者という相手がいますから、時効の活用が簡単ではないというのは現実だと思います。
それでも、ご相談者の債務処理において、時効期間を完成できた事例は50件を超えていますから、時効は狙って活用できるものだといえるのではないでしょうか。
※ ここで、『時効の援用』と表現せずに、『時効期間を完成できた事例』と表現したのは、ご相談者 の勘違いなどにより途中で時効が中断していたりすることもあるため、時効の期間が完成したと思っても、何か具体的な請求が等がない限り援用をしないことが多いからです。
十数年の間、時効の活用に取り組んできて、時効を有効に活用できる環境について、凡そ理解できたのではないかと思います。
そして、時効を有効に活用するための明確なポイントも存在します。
ポイントとしては、『時効の理屈を知る』ことと、『時効の管理をする』という事になります。
時効の理屈を知るというのは、時効期間や中断事由などといった、借金に関する時効の基本を理解するという事であり、活用を目指すのであれば当然のことでしょう。
そして、もう一つの時効の管理をするというのは、時効の中断について対応するという事になります。
進行している借金の時効について、新たな中断をさせないようにしたり、最後の中断がいつかについて把握をするということになるのです。
時効の活用を目指すというのは、時効の中断を極力回避して、時効期間を完成させるべく取り組むという事になります。
したがって、時効の基本的な知識を前提に、中断をさせないように債権者と対応することが求められます。
そして、その最後の時効の中断についての情報を把握しておくことが、時効を活用する要諦となるのです。
時効についてのご相談において、この最後の時効の中断を把握されておられないご相談者は少なくはなく、この把握ができていなければ、時効の活用など難しいといえるでしょう。
時効を活用するために、最後の時効の中断がいつであったのか記録しおくことをお勧めいたします。
多くのご相談者が整理されておられるように、期限の利益の喪失後は、債権債務毎にファイルを作成してみてください。
最低でも債権者ごとに、できれば債務ごとに、資料や通知書類などを分類して、ファイルにまとめていただくと管理はしやすくなります。
そして、ファイルの一番目立つ場所に、最後の時効の中断について明記しておいてください。
最後の時効の中断について、その中断事由や、中断日、それに関わる要点などを明記しておくのです。
この最後の時効の中断について管理できてこそ、時効の活用の可能性は高くなるといえるでしょう。
時効に関して、詳しく理解されているご相談者は少なくありません。
しかし、ご自身の債務についての、最後の時効の中断が明確でないご相談者も少なくないのです。
返済していたことなどが記憶から飛んで、最後の時効の中断日を勘違いされているご相談者も多く、そんなあやふやな記憶で時効の援用をすれば、良い結果を得られるはずもありません。
時効を援用したのに、債権者から時効期間が完成していないことを指摘されることも珍しくはないようで、結果として、債権者の神経を逆なでして、今まで以上に厳しい債権回収に晒されることにもなりかねません。
時効を狙う場合は、早い段階から知識を身につけ、しっかりと準備と記録をしておくようにしなければならないでしょう。
詳しい内容は、ホームページをご覧ください,
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