経営が悪化すると、経営者は事業の維持や資金繰り対策に腐心することになります。
それで事業が再生すればいいのですが、簡単なことではありません。
更に厳しい状況に追い込まれると、重圧に押し潰されそうになりながらも、諦めることなく頑張るしかない日常が続くでしょう。
事業再生への取組み中ですから、資金繰り対策や債務処理に取り組むのは当然のことなのです。
しかし、次の展開を視野に入れて、事業や人生について考えるみる必要のあるタイミングだともいえます。
再生と同時に、万が一に備えた準備が不可欠な状況なのです。
経営者にも人生があり、今後も安定的な生活を確保する必要があります。
そのために、今後の生活の糧をどの様に確保し、どの様に人生を組み立てていくのかは、この段階においては最重要で不可欠なテーマだといえるでしょう。
我々は、事業再生や債務処理と同時に、将来の生活の糧の必要性についてもご相談者にアドバイスをします。
しかし、実際に今後の生活の糧を確保するのはご相談者自身なのです。
事業再生や債務処理は過去のネガティブな処理であって、人生の確保は未来へのポジティブな取組みになります。
経営危機という特殊な環境においては、常に生活の糧の確保にも前向きに取り組んでください。
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