平成29年も、あと僅かとなりました。
1年を振り返ると、日本は好景気だったといえるでしょう。
アベノミクス景気の成果が明確になり、一流企業は業績を上昇させ、マスコミや政府の発表はまるで平成初期のバブル期が蘇ったかのようです。
株価や不動産も上昇を続け、たしかに表面上ではバブル期と似通った傾向が見受けられますが、どうも違和感を覚えてしまいます。
上半身は好景気に浮かれ、下半身は地に足のつかない不安定感にヨロケる、そんな不思議な景気環境だったのではないでしょうか。
ところが、製造業を中心とする末端企業は、元請メーカーの自己中心的な発注システムや、経済構造の劇的変化に翻弄され、売上は増加すれども利益は激減するという、最悪のパターンに陥ってしまっています。
そして、何よりも、中産階級以下の国民が、好景気など実感できず、将来に不安を抱き消費を抑制したままになっているのです。
あのバブル期の、深夜のタクシー待ちの行列や、高級品に熱狂する若者の姿などどこにもなく、比較など出来ない次元の低い、『アベノミクス = 官製妄想バブル景気』ということになるのかもしれません。
この歳末、不動産業界では、購入の抑制が始まったという情報が流れています。
不動産が、根拠のない値上がりをしてしまい、収益を創出する商品としての魅力を消失する状況になってしまったというのです。
判り易く表現をすれば、転売をして儲けることのできない市場になってしまい、損をしないうちに早く処分してしまえ・・・ということになります。
これって、バブル崩壊を引き起こした時と、全く同じ感覚だといえます。
今年、留保できた余剰資金は、これから始まる冬ごもりのために、大事にストックしておく必要があるのかもしれません。
平成29年、お世話になりました。
これからのお正月休み、経営改善や資金繰りといった難しいことはしばらく忘れて、心身を十分にリフレッシュしてください。
そして、新年、平成30年。
体調には十分に留意され、良い一年になりますように頑張りましょう。
今年は本当にありがとうございました。
そして、新年も宜しくお願いいたします。
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