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不思議、税収が増えている・・・


 

ここ数年、日本の税収が伸びています。

  2020年度は60兆円強・・・。

  2021年度は67兆円強・・・。

そして、2022年度は71兆円台となり、3年連続して過去最高の税収となったそうです。

しかし、この3年といえば、世界中がコロナウイルスに翻弄され、日本経済も未曽有の停滞を経験させられました。2022年度も、多くの中小事業者が経営悪化に苦しみ、倒産の危機に瀕する状況なのに、上方修正を繰り返した税収増という結果ですから不思議です。

『 税収増 = 好景気 』と思っていましたが、どうやら違ったということになります。

原材料高や光熱費高騰などによる物価上昇,出口の見えない円安などといったものが、中小事業者を苦しめる原因として挙げられます。コロナの行動制限が解除され、せっかく売上が戻っても、それ以上に原価や経費が上昇して、利益を確保できない状況に陥っているのです。

ところが、その物価上昇や円安による輸入品価格上昇など、さらには2019年の消費税増税などが、税収を押し上げたというのですから、どうも納得いきません。

税収増と景気対策、さて、政府はどちらを優先しようというのでしょうか・・。