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中小企業向けのコロナウイルス支援策が延長されます。

ゼロゼロ融資の返済が開始される事業者への、金融面での支援を目的として、公庫の低利・無担保融資などが対象となります。

この３月末日が期限でしたが、今年の９月末日まで半年間の延長となるそうですが、現場の第一線で働く者の感覚として、強く違和感を覚えてしまいます。

物価高騰対策としてのセーフティネット貸付は有効に機能しており、この制度も同時に半年間延長されるのは有難いことです。しかし、公庫の低利・無担保融資は、既に実施から３年が経過し、ほぼ機能を喪失しきっているといえます。最近、この融資が実行された話など、私の周辺では聞いたことがありません。政府が、政策的な言い訳として残しているだけの、名目的な制度でしかありません。

中小事業者が置かれている現状を、政府は余りにも甘く見過ぎているのではないでしょうか。過剰な金融債務を直接的に処理できるような、もっと大胆で有効的な施策を用意しないと、中小事業者経営は、大変なことになってしまうように思います。