求人難で、求職難の不思議・・・
政府が、経済優先に舵を切って以降、倒産件数が増加しています。
そして、その倒産の原因を、人材不足とするものが随分と増えているそうです。
しかし、昨年後半に雇用調整助成金特例の見直しが始まってから、人員整理などが活発化し、求職者も増加しているといいます。
求人事業者が増加するなかで、求職する労働者も増加して、丁度バランスが取れて人材不足も解消されるように思いますが、そんな簡単にはいきません。
コロナ下で思い知らされたように、労働者の価値観が大きく変化し、求人者と求職者の求める接点がズレてしまっているように思われます。
この点に気付かず、今まで通りの求人活動を展開していては、人材不足は解決できません。
事業者は、求人についての捉え方を、労働者の立場に立って根本的に見直し、時代に合わせて独自色を打ち出した求人対策とすべきではないでしょうか。