本業の回復と経営改善
本業の回復がすべて
事業を継続するためには、本業の経営を回復して黒字を確保することが全てだといっても過言ではありません。 経営危機に陥っているのですから、これまでの経緯を考えると黒字化は簡単なことではありませんが、あらゆる手段を講じて黒字を確保しなければ、現状での事業継続を諦めなければなりません。 黒字化は、本当の再生に向けての第1歩だとお考えください。
黒字確保のための経営改善
黒字化を確保するために必要不可欠なのが経営改善です。 経営危機の局面においては、再生を目指す場合も、黒字化を図る場合も、事業を継続する場合も、全て経営改善への取組みが前提となります。 経営危機と経営改善は、再生という方向においては一体であり、最初の結果が黒字化の達成ということになるのでしょう。
黒字と正常債権
黒字化が達成できれば、経営改善は終わりではありませんし、経営危機を打開したというわけでもありません。 黒字化を確保できるということは、返済猶予等を活用することにより、当座の資金繰りは確保出来るだろうということに過ぎず、金融機関からの借入金の元本返済などが約定通りにできる資金的余力はないのです。 再生とは、正常債権に戻すことであり、約定通りに返済できる様になることをいいます。