お知らせ 2015/12/20

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CAPD表の活用

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CAPD表とは

CAPD表とは、 C=チェック(確認),A=アクション(改善),P=プラン(計画),D=ドゥー(実行) という4つの作業を、流れに沿って実行する手法で、もともとは、ISOや品質管理で多用されていたPDCAサイクルを、現状の問題点分析であるチェックからスタートさせ、経営改善の場面で効果的に活用できる流れに変更されたものです。 たった1枚の表になりますが、具体的な流れに沿って処理することで、想像以上の大きな成果を得ることの出来る、費用対効果の高い魔法の表だといえます。

経営改善計画とCAPD

CAPD表は、経営改善計画書を、実効性のある具体的な資料とするために、是非、その作成に活用していただきたい手法です。 内部で作成できる簡単で単純な資料ですが、その内容は経営改善計画を作成するのに必要な項目を網羅しているため、経営改善計画書と連動させることにより大きな効果が期待できます。 しかも、経営者が自ら先頭に立って作成できる資料ですので、実態に即した実効性のある具体的な資料になりますし、費用がほとんど掛からないというメリットがあります。

CAPD表の作成

チェックである問題点の抽出は、CAPDによる経営改善の基本となる部分ですので、事業面,業務面,財務面において考えられる問題を出来るだけ多く抽出し、内容によって分類し整理してください。 そして、アクションからプランの流れは、結果的には具体的なリストラになりますので、大まかな処理の方向性を決定し、それに沿ってマイナス面だけでなくプラス要素も含めて検討してください。 ドウーが具体的に経営改善活動になりますので、その動きや実施状況については、経営者が中心となって常に確認し、場合によれば支援をしてください。  検証作業は、できれば経営者等の責任ある立場の人が担当し、ここで問題点が見つかれば、その問題点の原因や要因を検討するという初期のサイクルに戻り、継続的な改善が可能となります。

CAPDの活用

CAPDは、詳しい説明書が不要なほど単純で簡単な経営改善の手法ですが、経営改善計画書と連動させることにより、大きな効果が期待できます。 また、余力が少なくて、経営改善に手間や費用を掛けられないという中小零細企業にとっては、自ら実践できて効果も充分に期待できる経営改善手法でもあるのです。 経営危機の局面で、CAPD表を使用する最大のメリットは、経営改善計画書を実効性と具体性の伴った内容にできることです。経営改善計画を作成するにおいて留意すべきことは、実態に即した内容で達成の見込める改善計画にすることと、金融機関が納得するような経営改善度の高い内容にすることですが、この2つの留意点は相反するところがあり整合性が取り難いのが現実です。 しかし、CAPD表を活用した経営改善に取り組むことで、その内容を経営改善計画書に具体的に転写することが可能であり、計画と実態の整合性も取れて、現実的に経営改善を達成する可能性が大きく向上するのです。 また、従業員をより多く巻き込んで全社的に実施することにより、問題点の把握や対応がスムーズになり、危機意識の共有にもつながります。 理屈では判っていても、実際に実行されていないのが経営改善ですから、CAPD表を活用して検証まで実行して経営改善を達成してください。

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