倒産と奨学金・・・

 

いよいよ、学生の奨学金が免除されるようです。

ただ、残念ながら、日本での話ではなく、アメリカでの話になります。

バイデン大統領が、学生ローンの債務免除を正式に発表したのですが、この環境を考えると、当たり前の手段であり政策だといえるかもしれません。

過去に、これほどの規模の債務免除措置は過去に例がいなということですが、それほどに異常な経済状況に突き進んでいるということなのでしょう。

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破算より、任意整理の選択・・・

 

もう、資金繰りが確保できない・・・そんな時、経営者の脳裏には、破産という2文字がよぎるのでしょうか。

しかし、ちょっと待ってくださいよ、破産以外に方法はないのでしょうか?

実は、どんなに難しい経営状況でも、破産よりも良い結果の得られる選択肢が、様々に存在しているのです。

そして、将来を考えれば、少々苦労してでも、破産ではなく任意の整理を選択すべきだと思います。

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財産開示手続が増加・・・

 

平成15年に、初めて財産開示手続が運用開始されたとき、我々は頭を抱えてしまいました。

無い袖は振れない状況を構築し、これで強制執行などから資産を守ることができると思っていたからです。

それなのに、資産の全てが炙り出されて、強制執行の対象となってしまうという手続が開始されたのですから、今までの努力が無駄になってしまいます。

債権者に知られるはずのない資産が、財産開示手続により明らかになってしまうようになり、その後の債権回収はどのように変化したのでしょうか・・・。

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借金、任意整理でどうなる・・・

 

会社を整理して、残った借金は最後にどうなるのでしょうか。

破産を回避し、私的な任意整理を選択して処理をしても、借入金は膨大な負債として残ります。

取引先が連鎖倒産などするかもしれないのに、この借金が処理できないと判断したために、仕方なく破産を選択される経営者も少なくないでしょう。

しかし、倒産後に残った借金の処理は、現実的にはそれほど難しく考える必要ないのかもしれません。

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金融事故後の放置・・・

 

『無い袖は振れない・・・』とは、お金に関して使われる言葉で、お金がなければ、出したくても出せないという意味になります。

着物を着て、袖を振ろうと思っても、袖がなければ振れないというところからきた言葉で、借入金を返済する場面において、返済したくても、返済できる資金がなければ返済できないということです。

債権を回収しようという場合は、債務者が無い袖は振れない状況で、支払うべき資金や資産を持たなければ、債権の回収はできないということになります。

任意整理において、無い袖は振れない状況になって整理を図る場合など、金融事故になった後にどの様な対応がなされ、債務者としてどうなっていくのか・・・不安であると共に、反面、興味深いところではないでしょうか。

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本当の経済環境・・・

 

何故か、未だに、政府や行政は、コロナ対策としての行動制限を実施する姿勢を見せようとしていません。

コロナウイルス第7波は、過去最高の感染者数を記録し、感染拡大の勢い増している状況にも関わらずにですから不思議です。

今までの緊急事態宣言やまん延防止措置は、いったい何だったのかと思わざるを得ませんが、行動制限をしない明確な理由は存在をしていました。

政府の発表やメディアのニュースおいて、その理由について具体的に触れられることはありませんが、コロナウイルス感染の影響を忖度する余裕を喪失するほどに、経済環境が悪化をしているからなのです。

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銀行対応の鉄則・・・

 

コロナウイルス禍において、債権回収の動きは停滞をしました。

所轄官庁から指導が入ったからなのか、自ら判断したのか分かりませんが、金融機関などの債権者は、債権回収の動きを弱め縮小をしたのです。

コロナウイルス感染という異常環境経済ですから、当たり前のことだといえるかもしれませんが、弁済に苦闘していた債務者にとっては、非常に有り難い対応の変化だったといえます。

ところが、政府がコロナ対応を見直そうという動きの中で、債権回収の姿勢も変化し、確実に活発化する傾向にあります。

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選挙後、政策が大転換・・・

 

参議院選挙終了・・・

安倍元総理が、許されざる蛮行により暗殺されるという、国民にとって大きな代償を支払わされた選挙戦が終わりました。

その影響が、選挙結果にどの様に及ぶのかは分かりません。

しかし、国政選挙が終われば、政府の施策が一気に変化するという事実は歴史が証明しており、中小事業者にとって厳しい環境に変化するのが現実ではないでしょうか・・・。

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口座が凍結された・・・

 

『口座が差押えされました・・・』と、お客様からの突然のご連絡・・・。

しかし、未だ、正式に金融事故になってないし、裁判もされていないのに、何故に『差押』・・・?

不思議に思って調べてみると、返済が滞っていた銀行の預金口座が凍結されただけでした。

この『口座の凍結』と『口座の差押』は、たしかに表現的に似ているため中小企業の経営者によく勘違いされるのですが、その意味や手続きになどは随分と異なるところがあります。

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法的手続きという脅し・・・

 

想像をはるかに超えるほどに、経営環境は劇的に変化しているようです。

コロナウイルスで疲弊し尽くした経済が、何とか凌ごうとする中小事業者の経営を、経験したことのないスケールで悪化させ押し潰そうとしています。

しかも、次から次へと、これでもかと言うほどに悪化要因が噴出し、よりネガティブな方向に押し流そうとしていますから始末が悪い・・・。

こんな状況では、流れに逆らおうと無駄な努力をするのではなく、流された後の最善の対応を考えるべきなのかもしれません。

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