令和3年、お世話になりました


 

清水寺で発表された今年の漢字は『金』でした。

アスリートたちが大活躍した東京オリンピックのメダル獲得から、この漢字が選ばれるだろうと、多くの方が予想されていた様です。

このコロナウイルス禍における活躍でしたから、本当に価値のある結果だったと思います。

しかし、経済人の中には、この『金』という文字に、違いう思いを抱いた方も少なくはないでしょう。

金は、キンと読みますが、カネとも読みます。

経済の根拠はカネであり、日本は、経済大国であったはずなのです。

ところが、長期に亘る安倍政権下において、中国に抜かれ、いつのまにか大きく離されてしまっていました。

安倍総理と黒田日銀総裁の二人が、アベノミクスで空前の長期景気を誇ったはずなのに、現実は、経済力をすり減らし国力を弱体化させていました。

そして、韓国や台湾といった国にも肩を並べようとされ、アジアのリーダーシップを喪失しようとしています。

そろそろ本気で取り組まないと、日本という国は、大変なことになってしまうのではないでしょうか。

今年の漢字『金』は、それを我々に教えてくれている様に思えます。

 

令和3年も、残りわずかとなりました。

1年間、お世話になりありがとうございました。

コロナウイルス過の中、多くの経営者は心身をすり減らしながら、事業を守ってこられた厳しい1年だったと思います。

そんな経営者も、この年末年始のお休みぐらいは、難しいことは忘れて、ゆっくり静養されてはいかがでしょうか。

コロナの第6波も叫ばれ、波乱の新年になりそうですから、たっぷりと鋭気を養ってください。

そして、新年は、笑顔で過ごせる1年にしたいものです。

来年もよろしくお願いいたします。

良い年をお迎えください。


           株式会社 トップ経営研究所
             主任研究員 菊岡 正博

 

 

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