大不況の入口・・・


とても、そんな状況ではありません。

本来なら、120年振りの民法改正について、ブログにおいて、具体的に取り組むべきタイミングなのです。

しかし、こんな重要なテーマでさえ後回しになるほど、コロナウイルスによる影響は、素早く大きなスケールで経済にダメージを与えようとしています。

この得体のしれない現象に対して、中小事業者は翻弄されないよう、しっかりとした対応が迫られています。

 

世の、中小事業者は、コロナウイルスに『翻弄』され、対応について『混乱』をし始めているのかもしれません。

顧問先から、『コロナウイルスの影響のため、打ち合わせを延期してほしい・・・』という連絡をいただきました。

今の世の中の趨勢からいえば、珍しくもない当たり前のことかもしれませんが、私の仕事は、経営の厳しい中小事業者がお客様になります。

コロナウイルスの影響で、景気が極端に低迷する現状においてこそ、私の業務は忙しくなる思っていました。

あの未曽有の不況といわれたリーマンショックの時は、一気にお問い合わせが増加し慌てたほど、景気の悪化に比例して需要の増える職種なのです。

それなのに、打ち合わせを延期するというのは、どういうことなのでしょうか・・・。

単に、資金繰りが厳しいというより、それ以上に困難な問題が発生しているのかもしれません。

  決まっていた仕事が、無期延期になったのかもしれません・・・。

  原料が入ってこず、操業が停止したのかもしれません・・・。

  予約が、次々とキャンセルになっているのかもしれません・・・。

資金の流れではなく、ビジネスの流れ自体を停滞させようとする、未体験の環境劣化へ
の変化といえるのでしょうか。

経営危機での資金繰りという、地獄のような苦難に果敢に立ち向かってきた経営者さえも、困惑させるほどの『混乱』が、今、起きようとしているのかもしれません。

 

不況の前は、当たり前の様に好景気なものです。

過去の不況を振り返っていると、株式や不動産が高騰しているときに、突然に不況になり、暴落により損失を出す事業者が絶えません。

バブル崩壊という、史上初めての長期不況では、多くの専門家が読み違え、人生を喪失しました。

 『直ぐに回復する・・・』

 『この秋には、景気も戻る・・・』

などと、本来は『かもしれない・・・』もしくは『だろう・・・』を付けるべきところを、何の根拠もないままに、読み違えをして断定したのです。

その結果、悲惨な末路を迎える事業者が、後を絶たなくなりました。

いつかは回復し、今以上に景気は良くなる・・・・というのが、戦後30年、当たり前のことだったのです。

そんな、右肩上がり経済が当たり前の時代、バブル崩壊以降の『デフレ経済』など誰が予想できたでしょうか。

損を最小限に抑えるという思考など、どこにも存在しませんでした。

誰もが、いかに利益を出すかという方向でしか、お金の価値を見つけられない時代だったのでしょう。

あの時、勇気を出して、損を少しでも抑える決断をしていれば、多くの事業者は救われたと思います。

今は、あの時と、状況がよく似ています。

状況を冷静に判断し、場合によれば『損切』も有効な選択肢となる、そんな不況になろうとしているのかもしれません・・・。

 

 

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