経営者が、経営危機の打開に取組むとき、どうしても理解してほしいことがあります。
特に、経営者としての責任感が強い方には、常に頭に入れておいてほしいと思います。
先の見えない不安の中で経営者は、『自分はどうなってもいいから・・・。』、と考え、経営者の責任を果たそうとされます。
しかし、従業員や仕入れ先などといった社会的弱者を守ろうとするならば、まずは、経営者ご自身の足元を固める必要があるのです。
もし、経営危機を打開するプロセスにおいて、常に頭に入れておくことが有るかと問われれば、私には二つの答えがあります。
1つは、従業員などの社会的弱者を守ることを、最優先に考え対応するということ。
経営危機を打開する全ての場面で、常に配慮すべきテーマであり、これを達成できてこその経営危機打開だといえます。
もう1つは、経営者ご自身の人生を、どう確保していくのかということです。
経営者の人生なんて、最後に考えればいいと思われるかもとれませんが、現実として、経営者の人生を確保できない経営危機打開などあり得ません。
経営者が、生活を確保してこそ、経営危機の打開に取り組むことができるのです。
多くの経営者は、経営危機に陥ると、先の見えない不安の中で、自分を見失うことになります。
自分はどうなってもいいから、会社や従業員を守りたい・・・
現実に、ご相談に来られた多くの経営者が、この様なことを口にされます。
経験したことのない厳しい環境では、この様に考えて当然なのかもしれません。
このままでは、悲惨な結果にしかならないと思っておられるから、経営者として、自分が身を挺して犠牲になっても、少しでも良い結果を得られたいと考えられるのです。
しかし、現実は違います。
経営危機は、打開できるものなのです。
経営者が、それほどの思いで、真剣に取り組めば、良い結果は得られるのです
この事実は、徐々に経営者も知ることになります。
少し知識が入り、周りが見えてくる様になると、これから、自分自身はどうなるのだろうと考えても不思議ではありません。
そして、何とかなることが判り、次に自分ことをと思っても、もはや手遅れなのかもしれません。
経営者は、何の準備もせず、全てを失った後なのですから、後悔するしか残っていません。
本当に、従業員などの社会的弱者を守りたいのであれば、同時に自分の生活や人生の事も考えなければなりません。
最後まで、経営者としての責任を全うしようとされるなら、経営者ご自身の事を、常に頭に入れておくべきでしょう。
経営者の、人生の基盤が失われ、生活さえも確保できないような状況であれば、守れるはずなどないのです。
経営危機を打開する局面において、自分の今後の人生について考え準備するというのは、ある意味、経営者としての責任なのかもしれません。
経営危機の打開において大事なのは、経営者のその後の人生をどうするかということです。
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