清水寺が発表する、今年の漢字は『災』になりました。
イメージの悪い漢字ですが、たしかに、日本に限らず、世界中が自然災害に悩まされた1年だったといえるのかもしれません。
ことわざで、『災い転じて福となす』といいます。
新年は、自然災害は当然の事、経済・景気においても、平穏で幸せな1年となってほしいものです。
平成30年も、あと少しで終わろうとしています。
年齢を重ねると、時が速くなるといいますが、本当にあっという間の1年でした。
しかし、中身の濃い1年であったともいえます。
『災』に表されるように、生まれてこの方経験したことのないような、台風や大雨などが連続し、日本列島が蹂躙されました。
我々が持つ、季節の常識を覆す様な自然災害に、何か、言いようのない危機感を抱かれた方も多いのではないでしょうか。
そして、経済は、大転換となる1年であったように思います。
史上最長の景気といわれる『アベノミクス』も、官製景気の実態が国民に知られることにより、化けの皮が剥がされたように感じます。
デフレ脱却を主目的に、3本の矢といわれる政策などを動員し、ボトムアップした景気回復を目指しましたが、出口の見えない迷路にはまり込んだように、一向に景気改善の兆しは窺われません。
たしかに、一部の大企業などは好業績を発表していますが、それは従業員や下請負企業の犠牲のもとに無理に確保した結果でしかないでしょう。
これだけ雇用が難しいと言われながらも、一般消費者の収入は向上せず、消費意欲は低下の傾向を維持したままなのです。
実際、秋以降、中小企業は景気低迷さえ感じる環境となっているのではないでしょうか。
そんな時に、米中経済戦争が勃発し、年末も押し詰まったタイミングで世界的株安と続きますから、平成30年は、経済に大きな問題を抱えたまま1年を閉じようとしているのかもしれません。
1年間、お世話になりありがとうございました。
私のブログの読者は、厳しい経営に頭を悩まされている方が少なくないと思います。
そんな経営者も、お正月休みぐらいは、難しいことを忘れ、のんびりした時間を楽しまれてはいかがでしょうか。
新年が、笑顔で過ごせる1年になりますように、十分に心身のリフレッシュをして備えていただきたいと思います。
来年も宜しくお願いいたします。
良い年を、お迎えください。
株式会社 トップ経営研究所
主任研究員 菊岡 正博
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