経営破綻の回避・・・


経営危機に陥り、様々な選択肢が、脳裏を横切りました。

悲惨ともいえる選択肢が浮かんでは消え、破産できれば幸せだと思えるほどです。

この苦しみから脱出しようと、最善の選択と思った破産を決意したとき、まだ破産は必要ないと判りました。

自分なりにも調べ直すと、従業員の雇用や、仕入先との取引、さらには家族の生活を守れる方法が、現実として様々に存在していたのです。

 

破産は当然のこと、夜逃げや自殺などといった不本意な手段を考えたこともありました。

今よりは楽になれると信じて、現実から逃避するために、そんな馬鹿な選択肢も検討したのでしょう。

しかし、考えれば考えるほど、悲しい結果に導かれ、検討の余地さえない事に気付かされます。

今後の対応が見出せず、迎える時間に不安を抱き、押し潰されそうな焦燥の中で、消去法により唯一残った『破産』に活路を見いだそうとしたのです。

この頃は、それほど、逃げ場を失い、絶望に支配されていました。

今、思い起こすと、あの頃の苦悩は何だったのかと不思議になります。

いったい何を選択し、どこに向かおうとしていたのか、自分を完全に見失うしかなかったのでしょう。

知らないということは、本当に恐ろしいことであり、知るということは、未来につながる素晴らしい力なのです。

 

調べれば調べるほど、明日へとつながる選択肢が見つかります。

一度は、事業も人生も諦めようとしていた状況でも、こんなに多くの選択肢が存在することに驚かされますが、同時に、新たな悩みも発生しました。

様々な選択肢から、何を選択すればいいのか判らないのです。

どの選択肢も、長所と短所があり、それぞれに魅力的であり、選択すべき判断がつきません。

しっかりと勉強し、時間をかけて調べることができればいいのですが、そんな余裕のある環境ではありませんから悩みます。

そんな時は、比較対照により、選択肢を絞る様にしてみましょう。

目的も手続きも、長所短所も違う様々な選択肢を、それぞれ比較対照をしてみることにより、最善の経営危機を打開するための選択をしてみてください。

取組むべき目的を明確にしたうえで、それぞれの選択肢の長所短所などの特徴を理解し、比較することにより選択はし易くなるでしょう。

たとえば、破産をすれば法律上の手続きで整理処理をしてくれるが、経営者の意向は反映されず、資産はほとんど残らない・・・。

任意整理をすれば、経営者自らが整理をしなければならないが、自宅などの資産を残すことが可能になる・・・。

状況を考えれば、どちらを選択すべきなのか・・・といった、この様な比較対照を繰り返すことにより、最善の選択肢を見つけることができるでしょう。

 

本来は、全てを諦めなければならない様な、明日をもしれぬ厳しい経営環境において、選択肢を知ることは簡単ではないと思います。

知り得た選択肢をしっかりと理解し、最善の選択をするというのは生半可ではありません。

この場面では、全てが、上手くいく訳ではないと理解することが大事です。

当然に、諦めなければならないことが必要になりますから、事業や人生を大局的に捉えて、何かを諦めることにより、今後の展開は大きく開けてくるのでしょう。

シンプルに比較対照しながら、最善の結果を得るためには、欲を捨てて難しく考えすぎないことです。

 

 

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