お知らせ 2015/12/20

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予防保全の考え方

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資産の予防保全とは

どんなことがあっても、『生き残る』ことを選択し、事業と人生を諦めないと決めた限り、それを実現するための基礎的な環境作りが必要ですが、それが資産を予防的に保全する事になります。 経営危機に陥り、最悪の場面にまでなれば、事業継続等に必要な資産等に対して、債権者が強制執行をしてくる可能性があります。そうなると、事業の継続等が不可能になってしまうため、事業を維持するために最低限必要な資産や、家族や人生を守るために必要な資産を保全し、近い将来に、それらの必要資産は手元から流出してしまうことを防ぐことを資産の予防的保全といいます。

資産は諦めない

資産は。事業や人生を維持するためには欠かすことのできないものです。 たとえどんな環境に追い込まれようと、簡単に諦めては大事なものさえ守れなくなってしまうかもしれません。 経営危機では、多くの経営者が妙な潔さを発揮し、長年に亘り苦労して構築した資産について執着を失くされるようですが、それは「どうせ守ることはできないだろう・・・」という知識の無さからくるものであり、後々に大きな後悔をされてしまいます。 資産を有効活用すれば、資金繰りの確保や経営改善に必ず寄与もするでしょうから、土壇場の環境であろうとも諦めずに活用を検討してください。

予防保全をする根拠

資産を予防的に保全する行為については、道義的な問題点に言及される方がおられます。 たしかに、詐害行為の追及を受ける可能性のある行為かもしれませんので、十分に知識を習得したうえで、エビデンスもしっかりと確保して実行する必要はあります。 ただ、経営者としてもっとも大事なことは、社会的弱者である従業員や取引先を守ることであり、そのためには事業を維持することが大前提になります。万が一に無計画に事業継続を断念することになれば、全ての関係者に多大な負担を掛けることになりますから、事業を維持するための環境作りだと理解し、資産を予防的に保全するという行為に堂々と取り組むべきだろうと思います。

前向きな意味での取組

経営危機を打開するためには、資産の予防的保全を、全ての関係者に迷惑を掛けないための行為だと理解し、前向きに取り組むことが必要です。 特に、早い段階からの取組は法的にも保護されることが多いものですし、追及を売れる可能性も当然に少なくなります。 予防保全を実行する場合には、法律や債権者の動きなどについての知識を充分に習得したうえで、『生き残る』ために断固たる決意で具体的に実施してください。

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