今まで、健全な経営を維持してきた事業者にとって、このコロナウイルスの環境はこたえるでしょう。
突然に売り上げが喪失しても、支出は変わらず発生し続け、当たり前の様に資金不足に陥っていくのです。
健全な経営環境の中で、前向きな対策しか経験したことのない経営者にとって、様々に存在する経営危機を打開する知識など知るはずもなく、対応すべき精神的な余裕もなく、ネガティブな展開に染まっていくのは当然なのかもしれません。
しかし、長年に亘り資金繰りに苦労されてきた経営者にとっては、この環境を、追い風が吹いた感じる方も少なくないのです。
コロナ関連の倒産が、急激に増加しているそうです。
1月末に、コロナ騒動が本格化しだしてから、まだ3ヶ月ほどの僅かな期間で、これほど倒産が増加するというのは、不況時においても珍しいといえるでしょう。
普通の不況は、徐々に状況が悪化していきますから、当初の倒産件数はそれほど多くなく、徐々に増加をしていくものなのです。
今回の様に、当初から倒産が増加するというパターンとよく似た傾向の不況にリーマンショックがあります。
リーマンブラザースの経営破綻により、世界中が未曽有といわれる不況に突き落とされたときも、
一気に不況になり、一気に倒産が多発しました。
今回も、このリーマンショック級の厳しい不況になるということなのかもしれませんが、現実はそうではありません。
リーマンショックよりも、遥かに厳しい経営環境に陥るといって間違いないでしょう。
リーマンショックの時は、落ち込みこそ大きなものでしたが、直ぐに不況の底に到達しました。
今回は、未だ不況が始まったばかりで、どこまで落ち込んでいくか想像さえつきません。
リーマンショックの時は、経済だけが悪化したのですが、今回は社会や生活全てが機能麻痺しようという状況なのです。
今回の景気の落ち込みが、リーマンショック時を遥かに凌駕するというのは、容易に断言できることなのです。
まさしく、第2次世界大戦の終戦以降、世界が初めて経験する異常事態なのでしょう。
中小事業者など、いつ倒産しても何ら不思議ではない状況に陥っているのです。
しかし、簡単に。倒産などしない環境だともいえます。
何故なら、資金繰りを確保して、生き残って、事業を維持させる方法が、確実に存在するからなのです。
つい先日まで、政府の中小事業者政策は、選択淘汰であり、改善の望めない事業者は、市場から退場させようというものでした。
ところが、コロナ対策における施策は、180度転換し昔の護送船団方式で、全ての事業者を救おうというものになっています。
いや、制度の利用の可否を抜きに、用意されている制度だけを検討すれば、そんな生易しいものではありません。
長年、経営危機という厳しい環境に身を置いていた立場から見れば、健全な環境では想像もつかない様な至れり尽くせりの手厚い制度ばかりで驚かされます。
これほどの制度が用意された環境なのですから、資金繰り確保の方法は、様々に存在するといえるのです。
こんな環境で、倒産…というのは、余りにも勿体ないといえるでしょう。
どうしようと悩むより、ポジティブに制度を勉強し、環境を見つめてください。
その様な姿勢で取組むことが出来れば、今は、チャンスになるのかもしれません。
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