溢れる、外国人観光客・・・


外国人観光客も、落ち着いてきたとは言いますが、未だに観光地では凄い勢いを保っています。

当然に、経済への波及効果は極めて大きく、安部政権の施策が的中したといえるのでしょう。

しかし、『観光』が大きな産業になると共に、それから派性する二次的な影響についても考える必要がでてきたのでしょう。

突然に、外国人観光客が想像以上に増加したのですから、しっかりとした受入体制の見直しが、今、行政に求められるのではないでしょうか。

 

私の事務所は、大阪の東心斎橋で、堺筋という大きな通りに面しており、地下鉄の駅から徒歩1分という、アクセス至便な場所にあります。

西日本最大の繁華街であるミナミの端にあり、商都大阪の中心地の本町にも隣接し、観光客向けのホテルも沢山あるという賑やかな場所で、何をするにも便利な場所です。

どちらかというと繁華街の雰囲気の強いところで、不夜城と呼ばれるミナミの夜は活気があり賑やかですが、その余韻は朝でもまだ残っています。

私は、7時30分~8時頃に出社しますが、この場所でこの時間というのは、始まりと終わりが混在しています。

足早に出社する我々と入れ替わる様に、自宅に戻るのか、ホステスさんなどが疲れた風情で歩いておられます。

お疲れさまと言いたところなのですが、こちら側には元気な連中もいました。

ホストクラブの若いお兄ちゃん達です。

横に、お客様であろう女性を連れて、辺り構わず遠慮のない大声を挙げ、風営法はどうなったのかと思わされる程です。

お兄ちゃん達は、いかにもホストといういでたちですが、お客様であろう女性の姿は千差万別。

ホステス風のお姉さんがおられれば、若くて化粧のケバいお姉さん、中には清楚な令嬢風のお嬢様もおられて驚かされます。

こんな男女が、千鳥足の完全に出来上がった様子で、タクシーを拾ったり、小路奥に消えていかれるのは、我々には見慣れた風景になってしまいました。

けっして褒められた風景ではなく、これから仕事を頑張るぞという素人の一般人にとっては、通勤途中に横を過ぎゆくのも至極迷惑なだけのことなのです。

しかし、まだ我々は日本人ですから、仕方がない・・・・で済むかもしれませんが、外国の観光客には、この風景はどの様に写るのでしょうか。

朝八時頃というのは、外国の観光客も、丁度、ホテル等の宿泊所を出発される時間になります。

清々しい朝を迎えて、これから日本観光を楽しもうと意気込む、中国や韓国や東南アジア,さらには欧米の外国人観光客の横を、ヘベレケな日本人の若い男女が酒臭い息をまき散らし、大騒ぎをしているのです。

こんな、ホストのお兄ちゃんやお客のお姉さんたちの姿が、外国人観光客にどの様に写り、日本のイメージにどの様に寄与するのか、不安に思うのは私だけなのでしょうか・・・。

 

その外国人観光客も、凄いことになっています。

大阪ミナミを訪れる、中国などの東南アジアを中心とした外国人観光客の増加はすさまじく、その目的の中心地である道頓堀や心斎橋などは外国人観光客で溢れかえっています。

そして、それらの外国人観光客の大半は、道頓堀に隣接した堺筋の歩道に、観光バスを乗り付けて訪れることになります。

中途半端ではない沢山の観光バスが乗り付け、狭い堺筋の歩道は乗降される観光客でたちまち埋め尽くされます。

観光客が移動して、少しは歩道も空いたとしても、次から次へと観光バスが乗り付けて多くの観光客が吐き出されますから、人の流れなど確保出来るはずがありません。

歩道のはずが、バス停留所状況となり、我々日本人は歩道を歩くことさえままならず、自動車が行き交う車道を歩くしかありません。

本来の歩道の機能など喪失し、全くその目的を維持できない状況になっています。

 

これが、私の事務所近辺で、毎日の様に繰り返される風景なのです。

大阪の行政は、道頓堀を中心に、外国人観光客誘致を図り、大成功したといえるでしょう。

外国人観光客が劇的に増加し、経済的に大きな好影響を与えています。

しかし、その二次的影響については、何ら対応はとれていないのが現実です。

この点についてはこれからなのでしょうが、行政には、責任をもってしっかり対応していただきたいものです。

 

 

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