今年も、ありがとうございました


年齢を重ねると、時間が早くなると言いますが、実際、なんと1年の早いことでしょうか。

つい先日、新年のご挨拶をしたばかりだと思っていたのに、いつのまにか年の瀬を迎えるようになっています。

58歳にしてこの状況ですから、時間の活用の仕方を考え直さないと、残りの人生もあっという間かもしれません。

今年もお世話になりました。

あっという間に過ぎ去った1年でしたが、中身の濃い1年でもあったように思います。

自らの経営危機を予感し、倒産回避をすべく債権債務処理の勉強を始めたのが20年程前で、実際に経営する会社を整理して、この仕事を始めたのが15年前になります。

その間に、手探りの勉強から始まり、様々な知識を習得し、貴重な経験の中から蓄積した情報を、今までは同じ様に活用してきました。

基本のシステムや考え方は変わらず、僅かな修正を加えるだけで、最新の情報として十分に活用することが出来たのです。

ところが、今年は債権債務処理のベースや流れが、大きく転換したように感じる1年でした。

 

日本経済の根幹である中小零細企業に対して、バブル崩壊やリーマンショックという荒波が来ようとも、最大限の配慮で守るというのが、今までの政策の基本姿勢でした。

しかも、無条件に、護送船団方式で守りきるという方針があったように思います。

ところが、昨年の2月から、明らかに処理方向が転換を始めたのです。

再生の可能性がある企業には、官民挙げての、更なる手厚い支援を図る・・・

いつまでも再生の目途が立たないのであれば、整理して新陳代謝を図る・・・

金融庁の打ち出した方針に則って、日本の債権債務処理の流れが変わり始めました。

更に、『経営者保証に関するガイドライン』や『特定調停スキーム』の運用開始により、新陳代謝を図る新たな環境が生成されたのです。

そして、今年になって、その動きが現実化し、具体的に活用され、官民関係者の姿勢が劇的に変化しました。

債権債務処理というものを、根本的に見直す必要に迫られた、そんな1年だったといえます。

この変化は、我々のご相談者にとって、ただ厳しくただ悪いだけの変化でもありません。

当然に、再生の目途が立たないと判断された債務者は、一時的に厳しい局面に追いやられますが、その後にはセーフティーネットがしっかりと用意されているのです。

しかも、今まででは考えられない様なセーフティーネットですから、債務者として十分に選択肢に加えられる方向でもあるのです。

いろいろな出来事がありましたが、何とか1年間を乗り切ることが出来ました。

そして、日々、勉強と経験をし続けないと、通用しないことを実感した1年でもありました。

まだまだ、求めてくださる方がおられる限り、前向きに頑張っていきたいと思っております。

ブログをお読みいただいた皆様や、様々にご支援をいただいている皆様に、心より感謝申し上げますと共に、新年も変わらぬご支援を宜しくお願いいたします。

良い年を、お迎えください。

 

  新年は、1月4日より営業しております。

  詳しい内容は、ホームページをご覧ください,

          ↓

    トップ経営研究所 ホームページ

 

 

↓ランキングです クリックして応援してください
ランキング人気ブログランキングへ

 

ランキングです クリックして応援してください

          ↓

      にほんブログ村 経営ブログへ

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>